男性と女性、そして、性とセックス

 

この言葉を聞いて、

どんなふうに感じるでしょうか?

 

セックスって、挿入して射精したら終わり?

セックスってどうやってするのか、本当のところはよく知らない?

 

そんなこと、学校教育でも教えてくれないから、

セックスというものをちゃんと知らずに大人になって、

ちゃんと知らないままセックスをしている人がいかに多いことか・・・

 

この世にいる人間は、一人の例外もなくセックスから生まれているのに、

誰もそのことをしっかり学んだこともなければ、

どこから情報を得ていいかもわからない

 

命に直結する、そして、人間の尊厳にも関わる

大切なテーマにもかかわらず、です

 

とっても不思議ですよね

 

そもそも、性の話になった時に、

何かいけないことのように、気まずい思いをしたことがある人って

少なくないような気がします

 

ましてや家族の中でセックスや性のことについて

赤裸々に真正面から話したことがある人は、ごく限られているのではないでしょうか

 

私もそう

小さい頃から、TVドラマなどで男女の場面が映し出された時には、

一緒に見ていた親がなんだか気まずい空気を醸し出す・・・なんてことが普通でした

 

 

性、セックスは、

何か表立って話すことに羞恥心や罪悪感がつきまとう

 

だから、

表の日の当たる場所では、

なかなか真面目に話す機会に出会えないものでもある

 

どう扱っていいかわからないまま大人になった人たちが

どう話していいかわからない性

 

そんなもんだから、

下ネタみたいにおちゃらけてみたり、

経験人数を自分のステイタスのように自慢する人がいたり

 

真面目にセックスを題材に話せない人がほとんどなような気がします

 

そうして表の場面では、

何だかちゃんと話せないからこそ

 

普段、無意識のうちに抑圧されてしまった

行き場のないその性のエネルギーは

 

歪んだ形で放出されてしまったり

裏の世界、闇の世界と呼ばれるような場所で

ひっそりと処理されていたりするのです

 

もっと日の当たる場所で

私たちの命の根源的なテーマとして

男女関係なく、真正面から、赤裸々に、そして真面目に

セックスや性について話すことができれば

 

世の中に蔓延る性関係の犯罪や痛ましい事件、悲しい出来事は

もっとずっと少なくなるんじゃないかと思うのです

 

学校での性教育みたいな、構造的な話だけじゃなくて

 

セックスや性の話は、

本当は、私たちが私たちの命をどう扱うのか

そして、命を生み出すというとんでもなく莫大な強力なエネルギーを

持って生まれてきた人間として、

そのエネルギーをどう活かしていくのか

 

私たち一人ひとりの生き方そのものと

深く深く関わっているテーマだと感じています

 

 

ただイクことだけではなく

ただ子どもを作るだけでもない

 

女性という性、そして男性という性

それぞれが、異なるエネルギーと役割をもち生まれてきたこと

 

その自覚と責任を持って

自分の命と向き合うことができればと

願ってやみません

 

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