親密感・・・それは、人生において素晴らしいものであると同時に、

私たちの多くが怖いと感じるものの一つでもあります

 

今日は、なぜ親密になることに、

私たちは相反する思いー素晴らしさと怖さーを感じるのか

 

について、書いてみたいと思います

 

そこには、

二つの怖さが隠れています

 

 

  親密さへの恐れの裏にあるもの その1

親密になることに恐れを感じる裏側にあるもの

 

その一つ目は、

この自分が、そのままで受け入れてもらえないんじゃないかという恐れ

 

あなたは、ありのままの自分を

どれだけ自分自身で受け入れているでしょうか?

 

その受け入れ度合いが、

そのまま、他者と親密になったときに投影されていきます

 

あなたが、自分のことを嫌っていたとしましょう

こんな自分はダメだ、あんな自分は良くない

 

そうして嫌って否定している部分を、

他者も同じように嫌って否定するんじゃないかと感じて

 

それが怖くて、

ある一定以上に親しくなることに怖さを感じるのです

 

 

  親密さへの恐れの裏にあるもの その2

二つ目の恐れは、

孤独感への恐れです

 

人は、誰かと親密になると、ずっとその人と一緒にいられたらと思います

 

これは、恋愛やパートナーシップという

親兄弟以外で、一番親密な距離にいることになる関係性を

イメージしていただければわかりやすいと思います

 

その大切なパートナーと一緒に居られない

 

そんなことがやってくることを想像したら、

その時に感じる孤独感や独りぼっちという感覚は、

 

あなたにとって決して心地のいい感覚ではないと思うのです

 

その孤独感は、

その相手と親しければ親しかったほど、

 

別れた時に、より一層強烈に味わうものになります

 

その孤独感を味わいたくなくて、

私たちは不思議なもので、

 

親しくなりたいと感じると同時に、

親しくなることを避けるようになります

 

ある一定以上の距離には踏み込まないようにしたり

自分の深い心のうちを曝け出さないようにしたり

 

そうやって、誰かと深くつながることを避けようとするのです

 

 

  親密になることへの恐れを超えて、人と繋がっていくためには?

 

孤独感と、受け入れてもらえないかもしれにことへの恐れ

この二つの恐れを超えて、

人と親密になっていくことへコミットしていくためには

では、どうすればいいのでしょう

 

そのためには、

まずは、あなたが、人と親密になることに何らかの恐れを感じているということに

気づくことがスタートになります

 

恐れを感じていることに気づかないままだと、

親密になりたいのに、親密になることを避けようとするという

この相反する自分の言動に、自分自身が混乱してしまい、

 

その状況から抜け出せず、

結果、親しくなりたい人と深く繋がれないことを繰り返すことになります

 

だからまずは、その理由がどうであれ

今、自分は人と親密になることに怖さを感じているんだなということに気づいて、

それをそのまま自分自身で受け入れる、という姿勢を大切にしてみてください

 

その上で、

親しくなりたいと感じている人の方へ、一歩踏み出してみてください

 

そのやり方は、

親密になることへの恐れを感じているということを、相手に伝えてみることかもしれませんし

 

あなたと親しくなりたいと感じているということを伝えてみることかもしれません

 

 

そうやって、少しずつ、無理のない範囲で、

あなたの「親しくなりたい」という気持ちを大切にしてあげて

そこから行動してみてください

 

うまくいかなくても大丈夫です

 

そのうまくいかなかったことも含めて

よくやったねと自分を労って褒めてあげてください

 

そうやって、少しずつ、少しずつ

親密になることへの恐れとともに、

 

親しくなりたいという自分の気持ち

誰かと繋がりたいと思っているというあなたの望みと共に

 

進んでみてください

 

それが、あなた自身のことを大切にして、受け入れることにもつながっていきます

 

それは取りも直さず、

まんまのあなたを自分で受け入れることになり

 

その自分を受け入れる度合いだけ

他者との関係性の中でも、

 

他者をより受け入れられる自分自身になっていくことができます

 

あなたが親しくなることに怖さを感じているように

あなたの目の前にいるその人も、親密になることに怖さを感じているかもしれません

 

そのことにも思いを馳せながら、

あなたが誰かと繋がっていくこと、親しくなっていくこと

その喜びや幸せを享受していける生き方へと

 

シフトしていくことを願っています