前回の続きです。
そして、母と車で出かけました。
実家から20分ほどの
山の中の母の実家へ。
もう葉桜。
養蚕と干し柿で、忙しかったらしい。
まだ川にあったりして、
土砂崩れの跡もあり、
それでものどかなこの土地の雰囲気は、
あたたかい♡
この色のさつきは大好きな花。
これから咲くのよね!
大丈夫?
いろんな雑草が混ざってるんだよ。
小さな花がいっぱい♡
この花は、わたしの実家にはなくて。
そんな記憶。
ここで、、スマホの充電なくなってしまった。。
母は、ぽかぽかの玄関先で、
祖母の髪を切ってあげた。
わたしは、お風呂掃除をした。
この家で何か手伝ったのは、
初めて。
ばあちゃんは、
どんな人なんだろう?
はじめて、先入観のない好奇心をもった。
ばあちゃんは、とても綺麗好きで、
洗った茶碗は、すぐに拭き、
取り込んだ洗濯物も、
あわてて、ささっとたたむ。
朝に、とってきたワラビと、
湯がいた竹の子を、
もって行きなさいと。
あー、腰が痛い痛い、
と、いうので、マッサージしてみた。
なぜか、
ふくらはぎが気持ち良いらしい。
誕生日は2月11日、みずがめ座らしい。
だから、ふくらはぎなのか?
ばあちゃんのお母さんについて、聞いてみた。
おばあちゃんのお母さんの名前は
ふじよさん。
こざっぱりした、テキパキ仕事を家事をこなすひと。
優しかったと。
おばあちゃんは、今でいうお嬢様育ちで、
田舎だけれども、
子どもたちに家をそれぞれ建ててあげれるほど、
裕福だったと。
とにかく、きちんとしてて、
お金の管理も、無駄使いせず、
テキパキと働く。
それは、
うちの母にそっくりで、
母は、地元では、テキパキ明るい働き者と言われてる。
何しろ、明るい、
天然。
そこは、おじいちゃん譲り。
母は、
ばあちゃんとさおりで、写メ撮ろう!
と、いい玄関先で撮った。
母は、それを母の東京の妹に送信した。
さおりきたから、喜ぶから♡
多分、
母もすごく嬉しかったと思う。
わたしは母の小言と、過干渉を
ずっと否定し、拒否していたけど、
それは、
辛い嫁生活の中でも、
ちゃんと、私を世話して、育ててくれた、
母の愛情だったのだと。
いまは、
二十歳で、恋愛結婚で、愛されて、
訳わからず農家の長男に嫁ぎ、
ひどい悪阻で10キロ痩せて、
21歳で逆子で私を産み、
誰の幸せか訳わからないまま子育てしてきた母。
ほんとに、訳わからなかったと思う。
その時信じたことと、
意地と恨みと悲しみで生きてきた。
あなたのお母さんは、とてもキュートな人で、
学校でも人気者だったのよ。
それがお母さんなのに、
結婚して、別人になってしまったのよ。
それは、母の親友の言葉。
わたしは、その言葉すら、
悲しい不幸の種としか受け取れなかった。
事実だとしても、
わたしの目の前の母は、
いつも、怒っていたから。
話がそれた。
もうそれは、
過去。
わたしは、
否定してきた、母と
母のルーツと、
わたしが女の子であること。
憧れの母娘。
それが、
夢でなく、
叶っていることに気づいた。
お母さんのお母さん、
そのまたお母さんから、
脈々と受け継がれてきた
母性と女性性。
わたしは、
自分の性を嬉しく思う。
ありがとう
お母さん