いつも読んでいただいてありがとうございます。
不登校解決カウンセラーの田中勝悟です。
「不登校になってから昼夜逆転気味で、だらけた生活をさせないように家族でルールを決めたのですが、なかなか守ってもらえず、逆に子どもの元気がなくなってしまいました…」
そのお気持ち、よく分かります。実はそのルール決め、お子さんの気質によっては逆効果になっていることがあります。
今日は、その理由と、大切にしてほしい順番についてお話しします。
■家族会議で決めたルール、その後どうなったか
不登校になると、昼夜逆転やゲーム・動画漬けの生活になり、「このままではいけない」と焦って、生活リズムを整えるためのルールを決めたくなるご家庭は多いと思います。
「よし、今日から家族でルールを決めよう」
そう言って、リビングに子どもを集めて家族会議を開いたご家庭。
その数週間後、どうなったと思いますか。
実は、こういうご家庭、驚くほど多いんです。
「起きる時間は8時までに」
「学校に行けなくても、せめて勉強は1日1時間する」
「ゲームやスマホは9時まで」。
どれも一見、理にかなっています。
生活リズムを立て直してあげたい、良かれと思って決めたくなりますよね。
■なぜ「ルールを押しつける」が逆効果になることがあるのか
でも実は、この「ルールを押しつける」という対応、不登校のお子さんの気質によっては逆効果になることがあります。
ある気質のタイプのお子さんは、「こうしなさい」と言われると、反発するより先に「これをしなきゃいけないんだ……」と受け止めてしまいます。
表面上は「はい、わかった」と合わせながら、心の中では「じゃあどうしよう」「本当は違うのに」とぐるぐる回ってしまい、余計に動けなくなってしまうんです。
この状態が長く続くと、「自分の気持ちなんて言っちゃダメなんだ」と、少しずつ思い込んでしまうことがあります。
そして気づけば、自分が何をしたいのか、どうなりたいのかが、自分でもよくわからなくなってしまう……
そんなケースを、私はこれまで何度も見てきました。
不登校からの回復が、かえって遠のいてしまうのです。
■ルールを決めるなということではありません。大事なのは順番です
……と、ここまで聞くと、「じゃあルールは一切決めちゃいけないの?」と不安になりますよね。
大丈夫です、そうではありません。
大事なのは、順番なんです。
ルールを先に決めるのではなく、まずその子がどんな子なのかを、じっくり理解していくこと。
それがわかってくると、「この子はこう感じているんだな」と、どっしり受け止められるようになります。
そして受け止めていくと、早ければ2、3ヶ月で、子どもの方から「こうしたい」という言葉がふと出てくることがあります。
親としては拍子抜けするくらい、自然に。そのタイミングで、そっと背中を押してあげる。
それが自然な流れです。
■「理解する」は、ただ優しく見守ることとは違います
ただ、正直にお伝えすると、「理解する」は、ただ優しく見守ることとは違います。
受け止め方を間違えると、かえって心を閉ざす期間が長引いてしまうケースを、僕は何度も見てきました。
気質によって「理解のされ方」の正解も変わってくるからです。
「じゃあ、うちの子はどう理解していけばいいの?」
お子さんに合ったルールとの向き合い方は、一人ひとり違います。
まずは「この子はどんな子なんだろう」と、 理解することから始めていただけたらと思います。
その子の気質に合わせた理解の仕方は、 セミナーやカウンセリングの中で詳しくお伝えしています。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
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