いつも読んでいただいてありがとうございます。
不登校解決カウンセラーの田中です。
不登校に関する本や親の体験談を読むと、
「親が変われば子どもは変わる」
という文言を多く見かけます。
で、実際にカウンセリングの来られた
お母さんやお父さんからも、
「親が変われば子どもも変わるんでしょうか？」と
聴かれることが多々あります。
不登校の子を持つ親で、
「親が変わらないといけない！！」と思って、
いろいろと頑張った結果、
子どもは何も変わらないまま時間だけが過ぎ、
それで親自身が疲弊してしまうケースは少なくありません。
で、「親が変わるってどういうこと！？」と
かえって自信を失くしてしまう方も多いんですよね。
ちなみに、
この文言は半分正解で、
半分は間違いです。
というのは、
親自身の性格の一部は変えることができても
生まれつき性格の部分を変えることは
なかなかできません。
例えば、子どもタイプのお母さんは、
親らしく子どもと接するのは苦手であり、
毅然とびしっと子どもを躾けるのは苦手です。
よく
「子どもが嫌がっても泣いても、
親は毅然と構えて子どもが
成長するように導くべきだ」
と話す不登校カウンセラーはいますが、
それは子どもタイプの親にとっては
全く向いていません。
むしろ、自分を偽って子どもと関わり続けた結果、
親子関係が破綻してしまう可能性の方が大きいです。
不登校の子は親の裏にある気持ちを
簡単に読み取ってしまうので、
親が無理して関わっているのを
敏感に感じ取ってしまいます。
そこから子ども自身も苦しくなってしまい、
かえって家族がどんどん悪い方向に行ってしまうのです。
じゃあ、どうすればいいのか？
それは
「親が成長すれば、
子どもが成長する」
という視点で考えて見ることです。
性格の根本的な部分は変えることはできませんが、
成長方向に行けば、自ずと変わっていきます。
しかも性格に合った成長になるので、
無理せず楽して自分を「変える」ことができます。
子どもタイプは、
その性格に合った成長をすることが大事です。
そして、大人タイプの人も
その人らしい成長をしていくこと。
人格が成長していくことができれば、
自ずと周りとの関係もどんどんと変わっていきます。
子どもの不登校であったり、
家族で起こるトラブルのほとんどは、
あなたの人生をより良くするために
起こったものです。
そうした視点で子どもの不登校を通して、
親自身の成長の糧にしていく。
そして親の成長に伴って子どもも成長していく。
結果として、
子ども自身が幸せに生きていく力が身に付いていく。
（これが不登校の本当の解決です）
これが
「親が変われば子どもは変わる」
の本当の意味です。
ぜひ、上記の視点を持って、
お子さんと関わり、
なお、この「親子の成長」について、
もっと具体的に知りたい方は
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