いつも読んでいただいてありがとうございます。
不登校専門心理カウンセラーの田中です。
カウンセリングルームはぴっとを開設して、
ちょうど4年ほど経ちました。
その中でいろいろなお母さんと出会い、
そして親子の成長に立ち会ってきました。
その中で特に最近思うことがあります。
それは、
「だんだんと不登校という言葉に
違和感を持つようになったこと」
です。
実は、
不登校って、
学校に行っていない子どもたちを集計するための、
行政用の言葉でしかありません。
そこにあるのは、
ただ学校に行けていないという意味だけで、
悪いとか、良いとか、
異常だとか、正常だとか
そういった価値判断に関するものは、
本来は全く含まれていないはずです。
昔よりはましになりましたが、
世間一般では「不登校=異常」と
とられる雰囲気があるのも事実です。
そして、この雰囲気や価値観で、
多くの親子が苦しんでいるという実態があります。
中にはあまりにも苦しくて、
自殺を選んでしまう子もいます。
おかしいと思いませんか?
学校に行けないだけで、
異常者とみなされて、そして自殺を選ぶしかないほど、
追い詰められてしまうのですから。
実を言えば、
この世間一般の雰囲気や価値観を乗り越えることが、
不登校解決の本当のゴールだと考えています。
ちなみに、子どもが大きく改善するとき、
お母さんにはある変化が起こります。
それは、
不登校ということに囚われなくなっていることです。
「別に学校に行っていなくてもいいじゃないか!
この子はこの子で普通なんだから」
そういった心境に至っていることが多いです。
もちろん、そのためには、
子どものことを理解していき、
親子の絆を深めていくという作業が不可欠です。
その結果、
子どものことをありのままに受け止めて、
親子で成長し、不登校を乗り越えていきます。
それが不登校の本当のゴールではないかと思うのです。
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