いつも読んでいただいてありがとうございます。
不登校専門心理カウンセラーの田中です。
こんな記事を書いてみました。
実は国も不登校については専門家を呼んで、
議論を重ねていろいろと検討を続けています。
上記は最新の国の不登校の考え方ですが、
昔は結構ひどかったです。
1980年代までは、
不登校は「叩いたら治る」「根性で直す」が主流でした。
戸塚ヨットスクールなどが有名ですね。
そのため、実際に施設で虐待や折檻を受けてしまい、
亡くなってしまった不登校の子もたくさんおられます。
1990年代に入ると、
不登校は「誰でも起こりうる」とされ、
カウンセリングや医療の範疇に段々と入りました。
このころから適応指導教室が増えてきます。
しかし、不登校児の数はどんどんと増えてきます。
1998年には文科省の統計項目が
「学校ぎらい」から「不登校」に変わりました。
2000年代になると、
早期発見・早期対応の重要性が出されるようになりました。
「3日学校に行けなかったらすぐに家庭訪問を」と
いう支援もしていた時期です。
いったんは不登校の数は減るものの、
またすぐに増えていき、毎年「過去最高」を更新するようになります。
その中で、2017年に教育機会確保法が施行され、
そして2019年に、
「不登校は学校復帰を目的としない」という通知が出されました。
私としては、やっと不登校支援の土台ができつつある
と言う感じです。
ただ、記事を読んでいただければわかるのですが、
国の方針について、現場の先生が認識してしない
という実態も大いにあります。
そのため、国の方針と学校現場との間で
ズレが起こっているのではないかと思います。
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