不登校専門心理カウンセラーの田中です。
昨日の記事の続きです。
今週3月29日の火曜日、
オリーブの木のホッチポッチと言うイベントに行ってきました。
詳しくは下記の記事をご覧くださいね。
午前中はグループワークの講師をさせていただいたのですが、
午後は生徒としてセミナーに参加させていただきました。
テーマは「HSC」と「ビジョントレーニング」です。
※講師の方はあくまでも一般の方なので、
ここでの紹介は割愛させていただきます。
HSCについては、このブログを読んでいる方はご存じかもしれません。
HSP(Highly Sensitive Person 繊細過ぎる人)のことで、
その子ども版がHSC(Highly Sensitive Child)です。
実は、私はあまりHSCについては詳しくありません。
あまり臨床心理学の中でHSPやHSCについての研修は受けないので、
情報がなかなか得られないままとなっています。
ちなみに、HSPやHSCは精神医学の用語でもありません。
エレイン・アーロン博士が提唱したあくまでも概念の一つです。
その意味ではピーターパン・シンドロームや
高機能自閉症、非定型うつ病といったものに近い印象です。
ただ、不登校のお子さんでHSCの子は結構多いというのがあり、
私自身も勉強しないと思い、今回参加させていただきました。
出てみた結果は、「目からうろこ」でした。
まず、今までHSPというのは、「繊細な性格や気質」と思っていたのですが、
今回のお話しで、「神経系」の特長によるものだということを知りました。
具体的に言うと、
繊細過ぎるというのは、
神経伝達の状態が人よりも受けやすい状態だということ。
これは気質的な特徴によるもので、
性格的なものや気質とは関係はないということです。
神経系の課題によるものなので、
HSPやHSCは克服するべきものではなく、
上手に付き合うことが大事だということです。
私は発達障害は脳のエラーによるものと考えていますが、
その考え方と似ているなと思い、一人ニヤニヤしていました。
このHSPの考え方は、トラウマ研究の最先端である
ポリヴェーガル理論にも通ずるものがありました。
下記はHSPに関する本です。
その後は、ビジョントレーニングもとても勉強になりました。
講師はすまいるびじょんの佐藤さんです。
下記はすまいるビジョンのHPです。
尼崎近辺の方はぜひご利用ください。
今のお子さんはスマホやゲームが主流になっているため
目を使う力が極端に弱くなっています。
その結果、勉強に遅れが出たり、
発達障害の症状が出てしまったりします。
そうした人たちに対して、佐藤さんは
ビジョナップを使ったビジョントレーニングをしています。
目を使った遊びを通して、目の使い方をトレーニングしていくのですが、
多動が改善されたり、自閉症の子がパニックがなくなったり、
片付けられない人が片付けられるようになったりと
多くの成果を生み出しています。
ちなみに、ビジョントレーニングによって
学校に行けるようになった子もいます。
要は生きる力が身に付いたということです。
今回はいろんな収穫がありました。
また、自分の中でまとめて、ブログでお伝えできればと思います。
今日はここまで。
ではまた♪



