いつも読んでいただいてありがとうございます。
不登校専門心理カウンセラーの田中です。
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ちなみに、先週の土曜日は
「不登校の親の学び場」の
グループカウンセリングをしました。
参加されている方も
「いろんなお母さんのお話を聴けるから勉強になる」
と喜ばれています。
そこで、子どもが不登校になったときの
学校の対応への不満についての話題が出ていました。
どんな不満かというと、
- 子どものことを考えずに学校に行かせることばかりを言ってくる
- 進路についての情報をほとんど教えてくれない
- 急に家庭訪問してきたりして、家の都合を考えてくれない
- どうも学校側の対応が腫れものに触る感じで会うのがしんどい
- スクールカウンセラーに相談しても話を聴くだけで終わる
- 「こうしたら」と言われるけど、なんか子どもに合っていない
- 学校に要望を出しても全然学校側で共有してくれない
- 担任の対応で不登校になったのに、担任をかばうような対応をされる
- 不登校の知識が全くない
などなど。
要は学校側とお母さん方で、すごくズレがある感じで、
聴いていると「しんどい中、頑張ってきたんだな」と思うこともよくあります。
ちなみに、カウンセリングでお話を聴いていると、
多くのお母さん方は学校への不満は全く出ません。
でも言葉の端々に
「学校への不信感があるんだろうな」
と感じることは多いです。
で、しばらくしてようやく
「本当は学校の先生と話をするのが嫌だった」
と話してくれることがあります。
なんというか、学校の先生と話をしていても
通じないという感覚。
そうした人と会い続けるのって結構苦しいんですよ。
でも、親として学校と会うのは当然だ、
世のお母さん、お父さんはそうしているんだ
と無理やり思い込んで頑張って会っている。
そうすると、どんどん疲弊してくるんですよね。
で、ある時「私も学校の先生と関わるのしんどかったんだ」と
気づくことができるようになります。
もちろん、そういう先生だけではなく、
お母さんや子どもの気持ちを理解してくれる先生もいます。
ただ、そうした先生の多くは、
かなり子どもの気持ちを理解するのに長けている人か、
ご自身が不登校だったり、
また身内に不登校の子がいるような方がほとんどです。
多くの人は学校に問題なく通えているので、
学校に行けなくて苦しんでいる子どもの気持ちは
なかなか理解することができない。
※もちろん、正しい知識を得ることができれば、
理解できるようにはなります。
大事なのは、学校側のそうしたスタンスを
理解することです。
学校は不登校支援には特化していません。
不登校に無理解な学校も多いのが現実。
そうした事実を知ったうえで、
どう関わる(関わらない)選択をするかが、
大事ではないかと思います。
お子さんが不登校になると、
学校の対応に不信感が出てしまうことが多いのは
お母さんあるあるの一つです。
ただ、それは学校というものが
どういう前提とシステムで動いているのかを
知らないことが大きな要因です。
学校の先生がどういった立ち位置で
職務に当たっているかを知り、
そして学校の限界を把握した上で、
ご自身で情報を集めて子どものために行動していくこと。
こうした親の自立も
子どもをサポートしていくためには
とても大切なことだと言えます。
今日はここまで。
ではまた♪
