こんにちは
いつも読んでいただいてありがとうございます。
今日はメルマガ記事からの転載です。
さて、最近ですが、「うちの子はHSP(Highly sensitive person)が原因で不登校になったんです」とおっしゃるお母さんとお会いすることがあります。
この言葉には非常に違和感を覚えます。

というのも、
「ということは、味覚とか嗅覚に敏感だったりするんですか?味や触感のせいで食べれないものがあるとか・・・」と質問すると、
「いえ、そういうわけではないんですけど・・」と答えが返ってくるのです。
詳しく聞くと、「繊細で、人の気持ちを読みやすいので、傷つきやすいんです。それで学校に行くのがしんどくなって」と話されます。
実はこれはHSPには当てはまらないのです。
HSPとは、以下の4つがすべてそろっていることが条件となります。
・情報処理能力が人よりも高い。
・五感など刺激に敏感。・感情移入しやすい
・細かい変化に気づきやすい。
たとえばHSPの人は、「人混みの中にいると疲れる」と言うのがありますが、
・いろんな人を瞬時に処理して対応しようとする
・しゃべり声や臭い、いろんな服装などを敏感に見てしまう
・あっちこっちの話が聞こえ、感情が引っ張られて混乱してしまう
・いろんな人の変化が見えてしまう
といろんな刺激に振り回されてしまって、しんどくなってしまいます。
また、HSPの人はテレビとしゃべり声、両方あると混乱して集中することが難しい場合が多いです。
どうでしょう?
HSPは5人に1人の割合でいると言われているので、結構多いと思いますが、上記の条件にすべて当てはまっているでしょうか?
ちなみに、ストレスがかかってくると、人はHSPっぽくなってしまう場合があります。
ストレス状況に対処するために、あえて敏感になることで対処しようとするメカニズムがあるのです。
「思春期になって、過敏になってきた」
と言う場合、もともと過敏だったところが出てきたということもあるのですが、何らかのストレスがかかって敏感になってきたという場合もあるので、注意が必要です。
なので、私はHSPだと言われた場合は、結構慎重に見ることが多いのです。
誤った推測は、誤った対応となるために、注意してみないといけません。
さて、ここからが本題ですが、
HSPは5人に1人と言われています。
単純計算として20%くらいがHSP(軽い、重たいも含めて)と推測されています。
さて、不登校の数でいうと、30日以上欠席した子は2%に満たしません。
日本財団のデータでは50万人くらいの不登校予備軍がいると推計データがありますが、それでも5%弱です。
となると、もしHSPすべての子が不登校だとしたら、残り不登校・不登校予備群にならなかった15%の子どもたちは、どうして学校に行けているのでしょうか?
もちろん、不登校の原因は他にもいろいろあるので、HSPだけが原因だとは限りません。
HSPで不登校や引きこもりになった人もいれば、逆に全くならないで社会人として頑張っている人もいます。
この違いは何でしょうか?
ここで伝えたいことは
HSPだから、
発達障害だから不登校になったんだ・・・
とは思わないこと!です。
それはあくまでも外側の原因であって、不登校の本質の原因では全くありません。
不登校の本当の原因をしっかりとつかんでいくことがとても大切なのです。
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