こんにちは
いつも読んでいただいてありがとうございます。
不登校ハッピーカウンセラーの田中です。
不登校のお子さんの中で、まったくお風呂に入らない子がいます。
もちろん、そうではない子もいますが、長い子だと半年以上お風呂に入れない子がいるのです。
こうした場合、どのような理解ができるのかを一緒に考えていきたいと思います。
お風呂に入らなない子の印象としては「時間が止まっている」です。
学校に行かなくなったことですべての時間が止まっている。
そしてお風呂というのは、一日をリセットし、時間を勧める行為でもあります。
その子の時間、特に「この世の時間」では止まっています。
そこに無理やり時間を進めるための「お風呂」というのは、その子にとっては異界なんですよね。
異界に進むのは怖い、だから今のままを維持するためにお風呂に入らないという選択をするケースがあります。
なので、その子の中で明日が異界ではなく、つながっていて、そして明日進んでも大丈夫と言うのが見えてくると、自然とお風呂に入りだす子がいます。
しかし、今度は明日をどうやって乗り切るか、そのためにはしっかりときれいにリセットしないといけないという思いから、長時間お風呂に入ったりする子もいます。
また、フリースクールに行きだしたり、ボランティアなどで外からの風が出てくると否応なしに時間が進みます。
そうしたときに無理やりお風呂に入るよう促すと、一気に時間が進みだし、毎日お風呂に入るようになる子もいます。
ちなみになぜ時間が止まるかと言うと、繊細さや感受性の豊かさが関係していると思います。
いろんなものを繊細に受け取ってしまうために、一気に心が一杯いっぱいになってしまい、「時間を止める」ことで、受け取らないように蓋をする。
ちなみに、蓋をすると、中にあるものは熟成されます。
発酵してしまい、かえって臭くなってしまうこともありますが、その子の中ではしっかりと熟成されている場合があります。
しかし、塾生させすぎるとかえって出すタイミングを間違えてしまいます。
なので、子どもを見ていきながら、様子を伺いながら、タイミングを「待つ」というのが一つのスタンスになるかなと思います。
その間にできることをしていくことが大切です。
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