こんにちは
カウンセリングルームはぴっとの田中です。
いかがお過ごしでしょうか？
１１月ももうすぐ終わりですね。
１１月は２か所で外部からの依頼で不登校のセミナーをさせていただきました。
一つは第一高等学院という不登校の通信制高校。
二つは愛知県豊田市の竹の子会のセミナーです。
本当にありがたいことです。
ちなみに、上記に関わらず、私はセミナーでは必ず「不登校の３つの原因」をお話しています。
多くの方が「うちの子に完全に当てはまる」とおっしゃってくれます。
ということはこの原因をベースにしてどうすればいいかを考えて行けばいいのです。
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では不登校になる原因とは次の３つです。
１．繊細さ、独特の感性
２．思春期になって自我が出ること
３．生きる力の弱さ
これらは下記の青田先生の本をベースにしています。
この本には青田先生の教育現場での実践から見出した不登校３つの原因が書かれています。
私はこれを読んで、「そっか！」とかなり腑に落ちました。
その後、スクールカウンセラーや病院での臨床を通して、青田先生が提唱している不登校の原因を私なりにアレンジしたものが、３つの原因です。
それぞれ見てみましょう。
１．繊細さ、独特の感性
不登校のお子さんはとにかく繊細なお子さんが多いということです。
お子さんの特徴を見てみると、驚くくらい「繊細さ」「独特の感受性」という子が多いのに驚かされます。
人一倍、周りの雰囲気に敏感な子や、相手に合わせるのが上手な子が多いです。
そのため、知らず知らずのうちにリーダー的な立ち位置（学級委員など）になったり、一見すると友達が多いという子もいます。
ちなみに、不登校のお子さんが良く言う言葉があります。
それは、「なんか周りとは違う感じがしていた」というものです。
周りとは感じ方が違っていたり、「なんでみんなふつうにできるんだろう？」という違和感を持っている子が多いのです。
２．思春期になって自我が出てくること
不登校は思春期になった時に爆発的に増えます。
これは思春期になって自我が出始めることです。
自我とは「自分らしさ」と書き換えてもかまいません。
思春期になってくると、今まで周りに合わせるだけでよかったのに、「なんだか自分らしくない」というのが体の奥底の方から出てきます。
これはその子の成長という意味では大切なことです。
ただ、不登校のお子さんはこの自分らしさも人一倍強いこともあります。
そして学校というのは自分らしさを押さえて周りに合わせることを強要する場です。
そういう学校に合わせることができず、その結果、つぶれてしまう、自分らしさがわからなくなってしまうところに不登校の２つ目の原因があります。
３．生きる力の弱さ
もちろん、繊細さや自分らしさは今に始まったことではありません。
最後の生きる力の弱さがそろって初めて不登校になる可能性がぐっと上がります。
この「生きる力の弱さ」とは、割り切って考えて行く、とりあえずやってみる、まあダメだったら次やればいいか・・・といったような、生きていく上で必要な部分でもあります。
不登校のお子さんはこの部分が欠けている子が多い印象があります。
そのため、学校に合わない状況の中で、その中で自分を保つことが難しくなります。
その結果起こるのが、腹痛や頭痛といった生理反応です。
以上の３つが不登校の原因です。
一度、この視点でお子さんを見てみてください。
すると、「ああ、当てはまる！！」というのがあるかもしれません。
今度はそこから不登校の解決を考えて行くことが大切となります。
私のカウンセリングでは上記をベースにした子ども理解をしてから、不登校の解決方法をお父さん、お母さんと一緒に考えて行きます。
その結果、別室登校に行った子や、子どもと一年以上ぶりに話ができるようになった方、久しぶりに先生と会えるようになったなど様々な成果が出ています。
カウンセリングが難しければ、以下のグループワークやセミナーに参加されるのも手です。
↑大好評のグループワークです。日を追うごとに参加者が増えつつあります。
３クール目は進路やキャリア教育、自立についてを中心にディスカッションをしていきたいと思います。
もちろん、その時その時の疑問についても一緒に考えて行き、「親に今できること」も探していきます。
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選択理論心理学の観点から、親のメンタルの保ち方や子どもとのより良い関わり方をお伝えさせていただきます。
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