カウンセリングルームはぴっとの田中勝悟です。
今回は子どもが学校に戻そうとする際に、一番大切なポイントをお伝えしたいと思います。
むしろ、このポイントをしっかりと押さえていないと、不登校を回復するということは到底無理だと思っています。
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ここで大切な視点があります。
それは
「ほとんどの子どもは学校に行きたい」と強く思っていることです。
しかし、学校で苦しくなったり、行けなくなったり、
そのことで落胆しているお母さんやお父さんを見たり、
友達は元気そうに学校に行っているのを見たり、
テレビでは学校で楽しく過ごしているドラマやバラエティを見たりします。
その中で少しずつ自信を失っていきます。
自信を失っていくと、人は「何もしない」ということを選択するようになります。
何かをしてもう一度傷つくよりも、何もしないことで傷つかないほうが安心します。
人の脳は安心や安定を選択しやすい生き物なのです。
さて、そうした状態で、「学校に行きたいかどうか」と聴かれても答えは決まっています。
「行きたくない」です。
もっと正直に言えば、「何もしたくない」というのが正直な本音です。
傷つくよりは何もしないほうが楽なのです。
しかし、根底では「普通の人たちと同じように学校に行きたい」「普通の子たちと同じように生活したい」「自分らしくもっと輝きたい」という思いがあります。
大切なことは、そうした思いをどう尊重して伸ばしていくか・・・ということです。
そのためには、親子関係を良くし、そして子どもの失敗経験を大切にし、その上で自信を育てていくということが必要になります。
その準備段階が完成してくると、少しずつ子どもが自分で「どうしたいか」ということを向き合うようになります。
後は、その思いを応援すること。
もし、フリースクールに行きたいというのであれば、一緒に探してみることも手です。
また、何か始めたいというのであれば、一緒にやってみるのも手でしょう。
親にできるのは、子どもの頑張りを応援することだけ。
そして、子どもは頑張った分、何かを得ます。
その「何か」の積み重ねが自信につながります。
フリースクールに行ったことで、少しずつ自信を取り戻し、今は別室登校から頑張るようになったお子さんもおられます。
そのお母さんは、子どもに「学校どうするの?」とは言わず、子どもの頑張りを応援する姿勢に徹しました。
すると、子どもの方から「少しずつでも学校頑張る」というようになってきました。
私の中では理想的な対応をされてきたと思います。
子どもが何か始める際は、ちょっとしたイベントが起こるものです。
旅行にいったり、友達と遊ぶようになったり、習い事を始めたり、塾に通うになったり。
その時の共通点として家族の風通しが良くなっているということがあります。
その好循環が不登校解決の大きな秘策ではないかと思うのです。
ではでは、今日はここまでです。
↑大好評のグループワークです。日を追うごとに参加者が増えつつあります。
3クール目は進路やキャリア教育、自立についてを中心にディスカッションをしていきたいと思います。
もちろん、その時その時の疑問についても一緒に考えて行き、「親に今できること」も探していきます。
選択理論心理学会 神戸支部研究会
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