こんにちは。
カウンセリングルームはぴっとの田中勝悟です。
カウンセラーは日々勉強です。
本を読んだり、セミナーに参加したり、日々勉強をしないといけません。
今回は、知り合いから借りた本で面白いものがあったので、その本についてまとめたいと思います。
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読んだ本は下記の２冊です。
家族療法というのは、家族間のコミュニケーションシステムにアプローチしていく手法です。
不登校や引きこもりの解決にも大きな効果があると言われています。
上記の本は東豊先生という家族療法の大家の先生が過去に行った事例を漫画化したもので、とても面白く、一気に読み進めることができました。
家族療法の実際についてわかりやすく、感覚的に知ることができるので、かなりお勧めの本です。
ただ、上記の本を読んでいて注意しないといけないのは、
「こういう風にすれば問題は解決するんだ」
と安易に思わないことです。
上記では不登校や引きこもり、パニック障害や子どもの性犯罪などが一気に解決するように書かれていますが、これは治療者と家族との関係を構築するためのテクニック、そして家族の力を最大限に引き出すことができて初めてなせる業です。
特に「マンガでわかる家族療法 ２」でパニック状態に陥ったクライエントを一瞬で落ち着かせるシーンがありますが、あれはカウンセラーと医療関係者、家族やクライエントの関係があって初めてできるものだと思いました。
そこまで良好な関係を築き、クライエントを「みんなで応援しよう」という雰囲気を作り上げたからこそ、クライエントは自身の強みや対処の仕方を学ぶことができたのだと思います。
こういう臨床の基礎が理解できた上で読むと、「ああ、そうだよなあ」と改めて気づくことも多く、大変勉強になりました。
ちなみに、「こうすればよくなる」と、簡単に解決することはほとんどありません。
あまりにもわかりやすく描かれているので、安易に「こうすればいいんだ」と思わないようにしたいところです。
ただ、家族療法の実際を知る本としてはこの上ない本です。
非常にわかりやすく、カウンセリングの入門書としても、ある程度経験を積んだ方でも、大変勉強になる本です。
このブログを読んでいる方、私のカウンセリングやセミナー、メルマガで学ばれている方は、「不登校を簡単に解決する方法ない」ということは本当に理解していることともいます。
「簡単に不登校を解決する」ということは、「簡単に幸せになる方法がある」ということです。
幸せになるためには、その人自身が成長していくということが必要です。
実は不登校を解決する方法というのは、親や子ども自身が成長していくことが一番の近道です。
上記の本は、親や子、家族が成長して問題を解決していく過程がわかりやすく書かれています。
もし、「家族の成長や家族療法についてもっと学びたい。親も子も成長して問題を解決したい」という人であれば、上記の本は大変おすすめです。
ぜひ読んでみてください。
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子どもが学校に行けない理由がわかるようになる本です。
「不登校はチャンス～生きる力を育てるために親ができること～」
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