こんにちは。
カウンセリングルームはぴっとの田中勝悟です。
かなり久しぶりの投稿です。
5月はほとんど投稿ができないままでした。
その理由は書籍の校正作業と、新しい事業に追われていたことが多いです。
書籍はすでにタイトルも決まっています。
私の不登校の思いをそのまま形にしたようなタイトルになりました。
出版は7月に伸びましたが、また発売日が決まりましたらブログでお伝えしたいと思います。
どうぞ楽しみにしてくださいね。
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さて、コロナ禍もようやく終わりを迎えようとしています。
しかし、これは単なる始まりであって、コロナの第2波、第3波が来るといわれています。
その都度、国の経済や教育がストップしてしまうと、これはこれで非常に大変です。
私たちは振り回されることには慣れていない生き物です。
だからこそ、文明を発達させ、自然の驚異から振り回されないように知恵を出して発展してきました。
コロナは新しいタイプの災害であり、人災であり、多くの方がストレスを抱えたのではないかと思います。
個人的な見解ですが、コロナで不登校は確実に増えると考えています。
というのも不登校は文科省では平成3年に統計を集めだしましたが、そのデータから見ても不登校の割合は年々増え続けており、平成30年には16万4千人もの子どもたちが学校に全く行けないというデータとなっています。
不登校の原因にはこのブログやコラムで伝えていますが、もう一つの要因として「将来が見えなくなった」とうことも大きな要因であると思います。
高度経済成長期の頃は、「何とかなる」「頑張れば収入も増えて幸せになる」と価値観もわかりやすく、将来の見通しもわかりやすいです。
しかし、バブルがはじけて、就職氷河期となり、そしてリーマンショックとなった頃に、「頑張っても無駄ではないか」という無力感が浸透してくるようになりました。
また、価値観の多様化は「自分らしく生きるって何?」という思いが自然と出てきてしまい、その結果「自分らしくない」ということに敏感になってしまう人たちが増えてきました。
こういう状態になると、生きる力は育ちにくくなってしまいます。
不登校の子どもたちの生きる力の不足はこうした時代背景と無関係ではないと考えています。
さて、今回のコロナ禍ですが、まず前代未聞の不景気が訪れることが予想されます。
そして、テレワークや価値観の大きな変化に直面せざるを得なくなってきます。
こうした中で、「まあ、頑張ればなんとかなるか」と気軽には考えられなくなる雰囲気が蔓延することが予想されます。
その中で踏ん張りができない不登校気質を持った子たちは、一気に崩れてしまい、学校に行けなくなるのではないかと思います。
一つ誤解しないでほしいのは、「コロナ禍で社会がダメになったから学校に行かなくなった」と思ってほしくないことです。
不登校の子たちは「学校」というのに敏感です。
「このまま学校に行って意味があるのか?」というのに敏感だからこそ、不登校になってしまうのです。
コロナ禍は「学校で頑張っても社会で生きていくのは難しくなる。じゃあ学校に行く意味って何なんだろう?」というものをさらに浮き上がらせるきっかけになるということです。
そうなると、子ども自身が「学校に行く意味」が見いだせなくなり、そこから不登校になってしまう可能性が高くなるということです。
そこに対して大人たちはどう答えていくのか、応えていくのか。
大人でもわからないものを、子どもが理解するなんてまず無理です。
不登校のお子さんを持つお母さんやお父さんに「なぜ、学校に行かないといけないのでしょうか?」と尋ねると、多くの人は答えられません。
そして、「学校に行くのが当然だから」という結論になります。
そこに違和感があるから子どもは前に進めない。
その違和感を「間違っている」と捉え続けると、子どもは前に進む力が削がれてしまいます。
もし、学校に行けなくなった時、これは親子で学校と社会というものに向き合うための「チャンス」だと考えています。
子どもから学ぶことは実に多いです。
社会に入り込んでいないからこそ、本質をしっかりと見ているような純粋さ、繊細さを感じるとき、「ハッ」とすることも少なくありません。
こうした難しい課題について、一緒に向き合い、考えて行くことが不登校解決につながっていくと思っています。
コロナで緊急事態宣言が説かれたら、再度「不登校の子どもを理解するためのグループワーク」を再開したいと思います。
また、場所が決まりましたら案内を差し上げます。
どうぞ、お越しいただければと思います。
また、カウンセリングも随時受付中です。
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