こんにちは。

 

カウンセリングルームはぴっとの田中勝悟です。


私は生活保護の方とお会いすることもありますが、彼らの中には小学校の頃から不登校だった人も少なくはありません。


そのため、「不登校のままでいると、将来がほんとに悲惨な状況になるんだろうな」という状態に直面すると、本当に心から胸が苦しくなります。


何とかして彼らを救いたいという思いがあります。






 

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彼らの苦しみの一つとして、「どうしていいかわからない」「どういう風にすればいいんだ!?」というものがあります。


日本というのは国が主導してきた結果、すべての人が何も苦労せずに学校で勉強ができるようになりました。


これは世界全体で見れば、とてもすごいことです。


周りを見れば、字の読み書きや計算ができない人ってほとんどいません。


他の国では字が読めない人がほとんどというところもあるくらいなのですから。


ただ、物事には裏と表があります。


学校に苦労せずに行ける環境というのは、それだけ「考える力」を奪うということです。


例えば、私は「子どもには小さい時からどういう風に行きたいか、どんな仕事をにつければいいかを考えさせていくことが大切だ」と話していますが、そんなことを言うと難色を示す方はとても多いです。


「そんなことできません。難しいです」というお母さんや学校の先生方は非常に多いです。


学校以外の生き方を考えられる人は日本ではほとんどいません。


そうなると、学校で躓いたとき、合わないと感じたときに、周りの大人だけではなく、子ども自身が大きく戸惑います。


学校に行けなくなったら、どうしたらいいか、どういう風にしていけばいいのかわからなくなってしまうのです。


この苦しみは相当のものです。


「このままではだめなことはわかっている。でもどうしたらいいかわからないんだ」


これが不登校の子どもたちが抱いている大きな苦しみです。


そんな苦しみに日中いると、子どもは壊れてしまいます。


そうならないために、適応行動としてゲームに依存したり、日中ゴロゴロしてしまいます。


考えないようにしているのです。


傍から見ると「逃げ」ですが、当の子ども自身は逃げられないから、そうやって対処するしかない状況にいます。


その苦しみをまずは理解することが大切です。


今はコロナの影響により、ほとんどの学校は休みです。


そして春休みに入ります。


そうなると、不登校の子どもたちはその間だけホッとします。


しかし、それだけです。


学校が基準になっているので、学校が休みであれば、「みんなも僕も同じだ」と思って、少しだけホッとするのです。


学校が始めれば、かえって情緒不安定になってしまう子は多くなると思います。


できれば、今の内にどうなるだろうか、今の内にできること、心構えを確認していく作業が必要だと思います。


よろしければ、はぴっとのカウンセリングをご利用くださいね。


お会いできるのをお待ちしています。





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今日はここまで。

 

またお会いしましょう。

 

それでは。

 

 

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