こんにちは。
カウンセリングルームはぴっとの田中勝悟です。
今回も「脳から見る発達障害」にお付き合いいただき、ありがとうございます。
今回は「自閉症スペクトラム障害」と呼ばれるグループによくみられる「どうしていいかわからなくなる」ということについてお話をしたいと思います。
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彼らの多くは見通しをもってどうしたいかを考えることが苦手です。
これはこんな状況を想像するとわかりやすいかもしれません。
例えば、新しく会社に入りました。
もちろん、新入社員なので、仕事のことは右も左もわかりません。
その時に、上司から何の説明も受けず、「これやっといて」と言われました。
あなたは、「え?何?」と考えてしまい、とりあえずやってみようとします。
しかし、うまくいくわけはなく、上司から「なぜ、できないんだ!?」と怒鳴られます。
あなたは「いや、わからないんだけど・・・」と思っていながらも、新入社員なので「普通の会社はこういう感じなのか?」ととりあえず納得しようとします。
でもどう仕事をすればいいのか、わからず毎日なぜか上司から怒鳴られ続け、最後にはうつ病となり、会社を辞めるしかない状態になりました。
これは、自閉症の子が抱いている、「見通しのない状況」とよく似ています。
多くの人は、ある程度空気を読んで、今の状況をどうしていけばいいかを自分なりに考えることができます。
この自分なりにどうすればいいかというのを「見通し」と言います。
そして、見通しは今の状況を適切に反映すればするほど、より的確に「どうすればいいか」を考えることができるようになります。
この、状況をしっかりと理解したうえで、どうするかを考えるということがとても大切です。
自閉症スペクトラム障害の人は、「状況に基づいて」「しっかりと理解し」「その上でどうすればいいかを考えていく」ということがとても苦手です。
今、上記を「 」で分けましたが、私が抱いているイメージとしては、「 」と「 」の間がうまくつながらないという感じに近いです。
つまり、「状況」と「理解」がつながらないのです。
そして「理解」から「どうしていくか」がつながらないのです。
簡単に言えば、一枚の絵を見ると、「絵」は「絵」です。
「この絵はムンクの叫びです」と言われれば、どんな内容の絵なのかは理解することができます。
しかし、「絵」を見て、話を聞いて「理解」したところで、じゃあどうなのかということまではわかりません。
状況はあくまで状況であり、「あなた今とんでもないことをして怒られているよ」と教えてもらうことで理解することはできます。
しかし、そこから「謝ったほうがいい」と対応までつながらないので、「ああ、そうなんだ」というところまでで終わってしまうのが彼らの特徴です。
この時の彼らの中にあるのは、「状況は分かったけど、じゃあどうしたらいいの?」ということなのです。
そうなってくると、必要なのは、周りの大人がつなげていき、それを本人に伝えていくことで、「ああ、今はこういう状況で、こういうことが起こっているから、こういう風にすればいいんだ」という見通しが自分で作れるようにレパートリーを作っていくということが大切です。
今日はここまでです。
また明日このブログでお会いしましょう。
それでは。
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