こんにちは。

 

カウンセリングルームはぴっとの田中勝悟です。

 

今回も発達障害についてお話をしたいと思います。

引き続きADHDです。

 

 

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このブログでは、単なる定義をお話しするのではなく、彼らが抱いている生の感覚や生きづらさをお伝えすることを目的としています。

 

 

さて、ADHDの人は「わかっちゃいるけどやめられない」というのがあります。

 

これをしたら駄目なんだろうな・・・と思いつつ、ついついやってしまうのです。

 

 

こんなケースがあります。

 

アルコール依存症やギャンブル依存症にADHDの治療薬であるコンサータやストラテラを処方すると改善する症例があります。

 

どうやらアルコール依存症やギャンブル依存症の中には、ADHDの「わかっちゃいるけどやめられない」という衝動性が背景にあるケースがいくつか見られるというのです。

 

衝動性というのは、単なる我慢ができないというものではありません。

 

なんというか、「こうしたい」と思ったらそれ以外見えなくなってしまうような感じです。

 

ADHDは脳の前頭葉という部分がうまく働いていない状態です。

 

前頭葉の機能はブレーキとアクセルを上手に踏むこと、自分自身をコントロールすることです。

 

この部分が上手に機能すれば、衝動性をある程度抑えることができます。

 

要するに「我慢できる」ということです。

 

先のことを考えて、「今後のことを考えるとしない方がいいな」と判断することができます。

 

 

しかし、機能することができなければ、我慢することは難しくなします。

 

我慢するというよりも、いろんな過程をすっとばしてしまう感じに近いかと思います。

 

一気にアクセルを踏んで、ぶつかる寸前かぶつかった後にやっと「やってしまった」という感じです。

 

 

そのため、気づいたらしてしまっているということも非常に多いのです。

 

 

ADHDという診断がつくほど「わかっているけどやめらない」が、生活に支障が出ている場合は、本人の力だけではどうしようもありません。

 

脳自体がうまく機能していないために起こっているため、気づいたらしている、何かしようとしても消えてしまうといった感じで脳のアクセルとブレーキがうまく利かない状態になっているのです。

 

おそらく本人自身はブレーキやアクセルを踏み間違えたとか、思いっきり踏んだという自覚はなく、「気づいたらなっていた」という感覚に近いと思います。

 

そのため、ADHDにはお薬が奏功するケースは非常に多いのです。

 

 

この辺りについては次回お話をしたいと思います。

 

また明日このブログでお会いしましょう。

 

それでは。

 

 

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