こんにちは。
カウンセリングルームはぴっとの田中勝悟です。
ブログでわかるカウンセリング・スキルアップ講座4回目です。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
今回は「見立て」についてお話をしたいと思います。
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「見立て」というのはカウンセリングを勉強し始めたとき、「どういうこと?」と理解に苦しむ壁の一つかなと思います。
特に私にとっては、かなり悩み続けたものです。
経験を重ねてきて、少しずつできるようになった感じがあります。
「見立て」とはどういうことかというと、カウンセラーがクライエントの話を聴いて、
クライエントはどんな人か
クライエントの問題はどのようなところか、
良さはどんなところか、課題は何か、
どういう風になっていけばクライエントはよくなるだろうか、
そのためにカウンセラーにはどんなことができるか
ということをカウンセラーなりに理解したものを指します。
ご存じのとおり、カウンセリングには「答え」がありません。
医学のように、「この病気にはこういう治療法がある」なんて言えません。
これが正解だとか、これが間違いとかというのはないのがカウンセリングの世界です。
カウンセリングにあるのは、クライエントが「こうなりたい」という部分があって、そのために「カウンセリングはどんなことができるだろうか」という部分だけです。
それをすり合わせていく作業を対話と言います。
もちろん、クライエントの中で「こうなりたい」というのが明確じゃない場合は、時間をかけてクライエントとの対話を続けていくということが必要となります。
その中で見えてきたものや、「クライエントはこうなりたいんだろうなあ」とか、「クライエントは今こんな気持ちを感じているんだろうなあ」とか、そういうのが徐々に浮かんできます。
あるとき線でつながってくる瞬間があり、「ああこういうことか」というのが明確に見えてくるようになります。
これが「見立て」です。
これができない限り、カウンセリングがうまくいくことはまずあり得ません。
もちろん、「よくわからないけど、クライエントが良くなった」というようなことはあるかもしれませんが、それでもカウンセラーなりに「クライエントがなぜ良くなったのか」を理解しようとする姿勢が求められます。
ちなみに、失敗したケースは全てと言っていいほど、「見立て」が不十分だったからです。
例えば、子どもが不登校になってお母さんが心配になってカウンセリングに来たとします。
とりあえず、子どもが学校に行けるような手立てを考えながら進めますが、一向に改善しません。
とうとうお母さんは「やはり無理か」と失望し、カウンセリングを断念してしまいます。
そこでカウンセラーはなぜうまくいかなかったかを考えました。
そこであることを思い出します。
それは子どもの成績が悪いことや、友達からからかわれやすいということです。
また、昔からお母さんが言ったことを忘れてしまったり、学校でも忘れものをしやすい傾向があるという話を思い出しました。
もしかすると、この子は発達的な課題や遅れがあり、そのために二次障害を起こした状態ではなかったのかということです。
この場合は、正確に子どもの状況をしっかりと聴き、その疑いが濃厚であれば医療機関で検査を受ける必要があったかもしれません。
薬物療法により、そうした傾向が改善すれば、何らかの支援に乗っかる可能性は十分にあったかもしれません。
実を言えば正確な見立てをするためには、上記のようにいろんな支援や精神医学、発達障害、性格傾向や心理学の知識が必要です。
この見立てがしっかりとできるかどうかというのが、カウンセラーの一番の腕の見せ所です。
ただ、失敗したとしても落ちこまないでください。
失敗した、落ち度があった、見逃していたというのは、そこをしっかりと勉強して補うことで、確実にレベルアップができます。
ベテラン・カウンセラーの多くはそうした経験を重ねて向き合い続けただけなのです。
「見立て」は本当に大切な概念です。
なので、もう少し続けてお話をしたいと思います。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
また、明日お会いしましょう。
それでは。
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