こんにちは。

 

カウンセリングルームはぴっとの田中勝悟です。

 

「ブログでわかるカウンセリング・スキルアップ講座2回目」です。

 

今回は質問の仕方についてお話をしたいと思います。

 

 

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前回、カウンセリングで一番大切なことは、「具体的に聴くこと」とお話をしました。

 

「具体的に聴く」ということは、クライエントが何の絵を描きたいのか同じようにイメージできるように聴くということです。

 

もっと言えば、クライエントは「赤いリンゴ」を書きたいのか、それとも「緑のリンゴ」を書きたいのか、どんな感じの絵をどのように書けばすっきりするのか、そういったことがカウンセラーがイメージできるように聴くというのが「具体的に聴く」ということです。

 

具体的に聴けるようになると、「見立て」が上手にできるようになるので、初心者のうちは具体的に聴くことを意識してカウンセリングをしていきましょう。

 

ちなみに、ベテランになっていくと、いろんな情報やパターン、知識が蓄積されていくので、少し具体的に聴けば、何があったのか、どうすればいいかというのがかなり鮮明にイメージできるようになります。

 

この辺りがベテランと初心者の違いの一つじゃないかと思います。

 

 

さてさて、今回は具体的に聴くために必要な質問の仕方についてです。

 

一昔前は、「カウンセラーは質問をしてはいけない」と教えられていた時代がありました。

 

そして不幸にも「質問=カウンセリングじゃない」と考えてしまうカウンセラーが多数出てしまうということになりました。

 

確かに質問せずにカウンセリングができる人もいると思いますが、それはかなりの神業だと思います。

 

例えれば、何も言わないで「すみませんでした!!」と犯人が自白してしまうような刑事さんみたいなものです。

 

当然ですが、私たちはそんな神業は無理なので、一つ一つ丁寧にクライエントを理解していくことで、援助していくしかありません。

 

そのために必要なのが、適切にタイミングでより良い質問をしていくことです。

 

まず、適切な質問についてお話をしたいと思います。

 

それは下記の5つです。

 

1.What (何?)

2.When (いつ?)

3.Where(どこで?)

4.Who (誰?)

5.How (どのように?)

 

の5つです。

 

ここで、Why(なぜ?)は入りません。

理由は後述します。

 

具体的に説明していきましょう。

 

例えば、お子さんが「学校で嫌なことがあった」と言ったとします。

 

最初に聴くことは、「何があったの?(What)」です。

丁寧にするのであれば、「嫌なことがあったって、もしよかったら何があったら教えてくれないかな?」と聴くとよいでしょう。

 

私はカウンセリングでは結構な頻度で「何があったの?」と聴きます。

 

そして、「友達に嫌なことを言われた」というかもしれません。

この時、いくつか質問をする必要があります。

 

「いつ言われたのか?(When)」

「どこで言われたのか?(Where)」

「誰に言われたのか?(Who)」

 

下校中かもしれないし、授業中かもしれないし、休み時間中かもしれないし、給食の時間かもしれません。

先生がいる教室の中かもしれないし、トイレかもしれません。下校中、家に帰る前か、下駄箱のところか。

誰かも大事ですね。

友達と言っても、いろいろです。

いつもよく遊んでいる子か、それともクラスの子か、実は友達というだけでよくちょっかいをかけて嫌な子か、あまり親しくない子か。

 

それから「どのように言われたか(How)」も大切です。

「お前嫌い」と急に言ってきたのか。実は言い争いになってけんかになっちゃったのか。遊びの延長線上で嫌なことになったのか。

 

ちなみに、「なぜ?」とは聞かない方がいいでしょう。

「なぜ嫌なことが言われたのか?」と聞かれると、多くの人は詰問されたように感じます。

 

詰問されると、「変なことを言ったら怒られそう」という感じを受けます。

そうなると出てくるのは、言い訳じみた答えだったり、場合によっては怒り出したり、言わないようにしたり、しどろもどろになってしまう可能性があります。

 

朝会社に遅刻しそうになって会社に電話したら上司から「なぜ、遅刻しそうなのか?」と言われると、最初に考えるのは言い訳です。

もし、上司が「何があったのか」「いつまでに着きそうか」「今どこらへんか」「どうやって来れそうか」と聴いてくれると、こちらも具体的に状況を伝えやすくなるはずです。

 

質問するときに心掛けたいところは、「何が悪いのか」といった犯人捜しをするということではなく、相手が遭遇してしまった状況、そしてそのためにどんな気持ちになったのかをイメージしやすいように聴いてくことです。

 

こういうのをカウンセリングの言葉で「心を真っ白にして聴いていく」と言ったりします。

 

最初に「この絵は黒っぽいはずだから、青色を塗っておこう」としてしまうと、クライエントが描きたい絵は描けませんし、正確にイメージすることも難しくなります。

この先に塗っておくということを、「色眼鏡をかける」といったり「偏見」と言ったりします。

 

 

大切なのは質問を通して、具体的に聴いていくことで、相手の気持ちがイメージできるようにしていくことです。

 

これができるようになれば、カウンセリングのレベルは大分アップします。

 

と、今回はここまでです。

 

次回は、質問のタイミングについて書いてみたいと思います。

質問の仕方には段階があります。

 

また、明日お会いしましょう。

 

それでは。

 

 

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