子どもの「責任」を育てていくことが生きる強さを育んでいく

こんにちは。

カウンセリングルームはぴっとの田中勝悟です。

先週の金曜日は関西カウンセリングセンターのセミナーでした。

もちろん、講師として臨ましていただきました。

外的コントロールと内的コントロール、そして責任の概念についてお話をさせていただきました。

セミナー中の様子です。

改めて写真で見ると、かなり熱が入ってしゃべっていたようです。

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「責任の概念」という言葉は、選択理論心理学を学ぶ上で特に重要な概念です。

詳しくはこちらに詳しく書かせていただいています。

カウンセリングルームはぴっと選択理論心理学基本講座⑧責任の概念

責任について簡潔に書かせていただくと、「周りも自分も幸せにすること」だと私は思っています。

もう一つは「周りも自分も不幸にしない生き方」でもあると思っています。

この責任の概念に照らし合わせて考えると、

自分だけが良ければいいと思って、相手に害を与えることは、私はだめだと思います。

逆に、自分はどうなってもいいと、自分だけが不幸になるような生き方をするのも違います。

責任の概念は私たちの生き方の指針となるものです。

例えば、私たちが誰かから苦しめられている場合、相手を逆に苦しめるということを考えたくなります。

しかし、「周りも自分も不幸にしない」という責任の概念に従えば、その選択肢は責任があるといえるでしょうか？

この場合は、自分や大切な人に害があるのであれば、それを守るために法的な手段に出るのであればそれはOKだと思います。

一方で、単に「自分を苦しめたやつは許せない」という思いだけで、報復したのであれば、自分の欲求を満たすためだけに相手を不幸にさせただけだと言えます。

私も含めてですが、多くの人たちは場の空気のためや周りの人への影響を考えて、悔しくても苦しくても何も言わないということを選択します。

特に不登校のお子さんは周りの影響を敏感に察知するので、周りのためを思って我慢して言い返さないということを選びます。

それはある意味では責任のある行動だと思います。

そんなお子さんの思いは十分にくみ取ってあげたいものです。

しかし、それだけでは「相手を不幸にさせない」責任は果たしているものの、「自分が幸せになる」という責任は果たせていません。

実はここが一番の問題で、不登校のお子さんは「自分が幸せになる方法」がわからないために苦しみ、学校に行けなくなります。

「自分が幸せになる」という責任が果たせるようになるには、まずは「自分がどういう人間か、どういうときに幸せになるか」が見えるようになることが大切です。

それが見えてくるということが、不登校解決の第一段階のゴールではないかと考えています。

そのための第一歩が子どもを受け止める、理解する、ということです。

それは大人側が責任を持って、子どもに関わっていく姿勢が必要です。

責任と書くとなんだか重苦しい感じもしますが、要は「子どもが幸せになるお手伝いをしながら、大人も親も幸せになっていけるような生き方」を実践していくことなのです。

私の不登校・引きこもり支援やカウンセリングはそうした生き方をお手伝いすることを通して、子どもが前を向いて歩いていけるように支えていくことを眼目に置いています。

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親が不登校の根本的な原因をを学び、リアリティセラピーの観点から子どものことを理解することで、不登校の改善を目指します。

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