不登校・ひきこもり改善カウンセラーの田中勝悟です。
発達障害が直接不登校の原因になる子とはありません。
ただ、不登校のきっかけとして、その子の発達障害の程度がかなり深く関わっていることは大変多いです。
今回はそんな発達障害の理解と支援のポイントについてお話をしたいと思います。
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最初に今回の記事でお伝えする発達障害の定義をしておきましょう。
ここでは知的障害は除外して書いておきます。
知的障害が背景にある場合は、速やかに特別支援学級への入級をお勧めします。
ちなみに知的障害の判断のポイントは、知能指数もしくは発達指数が70を切った場合です。
この場合は療育手帳の申請が可能になります。
そしてできれば特別支援学校への入級を検討した方がいいでしょう。
この辺りについては次回に書いてみたいと思います。
さて、ここでいう発達障害はADHDや自閉症スペクトラム障害、学習障害といわれた一昔でいう「軽度発達障害」と呼ばれていた範疇にある子どもたちに焦点を当てています。
こうした発達障害の特徴を言えば、「環境によって大きく左右されやすい」ということです。
要するに、わかりやすい環境では普通に過ごせますが、ごちゃごちゃした状況ではどうしていいかわからなくなり、一気に不適応を起こしてしまうのが彼らの特徴です。
こんな経験はありませんか?
例えば、いつも挨拶をしてくれたり、仲良く遊んでくれる友達が、ある日急に無視をしたり、睨んできたり、ことあるごとに文句を言うようになってきたとき、どうしていいかわからずストレスを抱えてしまい、お腹が痛くなったり、どっと疲れてしまった経験です。
実はこの時にストレスを抱えてしまうのには個人差があります。
発達障害の子どもたちは、相手の気持ちを察する力が弱いために、急に相手の様子が変わったり、雰囲気が変わると、どうしていいかわからなくなってしまいます。
その時の行動のとり方は本当に人それぞれです。
やみくもに行動を起こしてしまい、一層問題をこじれさせてしまう人。
どうしていいかわからないから自分の中にため込んでしまう人。
訳も分からず原因不明の腹痛や頭痛を訴える人。
逆に「まあいいか」とスルーしてしまう人もいるかもしれません。
こういう子は不登校にはなることは少ないでしょう。
(ただ、将来仕事で躓く可能性はあります)
また、見通しが持てない状況、例えばいつ終わるのかわからない状況に陥ると大きなストレスを感じてしまう傾向があります。
また、自分の世界で考えてしまうために、相手とズレを起こしてしまい、人間関係でストレスを感じてしまう子もいます。
他にも、クラスが騒がしくて先生の指示が聞こえないために、次することがわからなく、そのことについていくのにエネルギーを使ってしまい、不登校になってしまう子どももいます。
普通の子どもでいえば「まあ、いいか」とスルーしたり、自分なりに見通しを作ったりして対処することができるのですが、発達障害の子どもたちはそれがなかなかできないために、人とは違った方法で解決をしようとしたり、逆に失敗体験を重ねたりして、自信を失ってしまうことが非常に多いのです。
ただ、それでも学校に生き続ける子も多く、その中で不登校になってしまう子どもを見ていると、不登校の真の原因が背景に隠れていることが非常に多いのです。
ただ、背景に発達障害が隠れている場合は、まずは発達特性に応じた支援をしえいくことが必要です。
ADHDのような衝動性や多動性は年齢とともに落ち着きますが、注意・集中の困難さや自閉症スペクトラム障害のような独特の世界感・感じた方は年齢とともに変わることはありません。
そこは上手に付き合っていくことがとても大切ですし、その子に合わせた関わり方をしていくことが非常に大切です。
そこでもやはり子どもの特性や性格、発達傾向をしっかりと理解していくという支援の基本が重要になっていきます。
来月の8月17日の土曜日は不登校セミナーが開催されます。
子どもの理解のポイント、支え方についてお話をしていきます。
お時間があれば発達障害についてもお話をしていきたいと思います。
参加すれば、子どもの理解の仕方がはっきりと見えるようになることと思います。
室長:田中勝悟
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