不登校・ひきこもり改善カウンセラーの田中勝悟です。
今まで、中学校のスクールカウンセラーを5年間してきました。
そしてその後は1年間、小学校でスクールカウンセラーをしました。
スクールカウンセラーの仕事は非常に楽しくそしてやりがいがありました。
来年くらいからスクールカウンセラーの仕事も始めてみようかなと考えています。
今回はそんな中で私が感じてきた「葛藤」についてお話をしてみたいと思います。
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まず「葛藤」についてお話をしたいと思います。
葛藤というと、高校の保健の授業で出てきたりするのですが、一般的には2つの選択肢からどちらかを選ばないといけない状況を指します。
そして、これは3つのパターンに分かれると言われています。
1) 接近・接近型
海水浴にも行きたいし登山もしたいがどちらか一つを選ばなければならない
2) 回避・回避型
落第もしたくないし勉強もしたくないがどちらか一方を選ばなければならない
3) 接近・回避型
ふぐは食べたいが命は惜しい
といった状況で、人は何かを選択する必要があると言われています。
………だから何なんだと言う感じですね。
教科書的なことはやめて、もう少し掘り下げて話をしていきたいと思います。
心理学の視点から葛藤について詳しく話してみましょう。
心理学でいう葛藤とは、実は上記の一般的なイメージとは若干異なります。
心理学でいう葛藤とは、心の中で思っていることと現実で起こっている状況というのがミスマッチを起こしている状態を指します。
例えば、お母さんにとって子どもには「こうなってほしい」という姿が当然あります。
「いや、子どもが自分の人生を生き生きと過ごしてほしいという思いしかない」とおっしゃるお父さん・お母さんもいるでしょう。
その場合、「人生を生き生きと過ごしてほしい」という思いそのものが、すでに「こうなってほしい」と思っている姿です。
中には「元気で学校に行ってほしい」という姿もあります。
しかし、当の子ども自身は学校に行こうとすると頭痛や吐き気がしてしまい、わからないけれど行くことができません。
こうした子どもの姿を見ると、親としては不安というか心がつぶされたような気持ちになってしまいます。
この状態が「葛藤」です。
この葛藤の中で苦しむことを通して、親自身が成長し、そして子どもも成長していきます。
これが不登校の解決のステップでもあります。
近々、この葛藤を乗り越えるためのメール講座を作りますので、どうぞ楽しみにしてくださいね。
子どもの「葛藤」について話を移していきます。
実は不登校の子どもの多くは、不登校になるまでの間に「葛藤」を味わった経験がありません。
多くの不登校の子どもたちは小さいころ、「良い子だった」「聞き分けのいい子だった」と語られることが多いです。
それは自我が出ていないからということになります。
しかし、思春期に差し掛かった時に、急に自我が出てきます。
これは高校で起こる場合もあれば、小学校低学年で起こる場合もあります。
かなり個人差があるので一概には言えませんが、大体小学校高学年から中学生にかけてが多いという印象です。
さてさて、自我が出てくると何が起こるか?
一番は「違和感」を感じます。
「これはおかしい」「なんでこうなるの?」「これってする意味があるの?」とすごく違和感を感じるようになります。
中には「友達と話していて、前はうんうんと聴けていたのに、急に聞けなくなって、なんだか教室に居づらくなった」と話す子もいます。
「友達が見てきて、すごく苦しい」と訴える子もいます。
「なんでみんな先生の言うことを聞いているんだろう?」ということに違和感を感じます。
とにかく、今まで普通のこととして受け取ってきた価値観全てに違和感を感じるようになります。
内側の違和感が大きくなってくると自分ではどうにもできなくなってきます。
しかし、現実の世界ではしないといけないこともあり、他の子は普通に取り組めていることも多く、そうした自分の違和感が周りには理解できないんじゃないだろうか・・・という現実に直面します。
そして多くの子は、その自分の内面をなるべくなかったことにしようとします。
今の世の中は心を抑え込むためのツールはたくさんあります。
ネットや動画、ゲームや漫画に没頭すれば、それだけで現実から逃げることは可能です。
そんな感じで、不登校の子どもたちは葛藤から逃げることで自分を守ろうとするのです。
そういう逃げた状態は健全とは言えません。
どちらかといえば、自分を守るために、自分の心を殺そうとしているような感じです。
ちなみに、心を殺し続けると、相手の心に気づくということができなくなります。
相手と自分の心を殺して自分を守ろうとするのです。
この辺り、不登校の子どもに発達障害が多いと言われる所以かもしれません。
簡単に言えば、発達障害のようになるまで心を殺して生きてきたということです。
しかし、自我はどんどんと膨らんできます。
もう心を殺すだけでは対処ができないところまで来ているのです。
そうして自分を守るための最終手段として子どもたちは「不登校を選ぶ」ようになります。
これは「葛藤」という観点から見た不登校の子どもの世界ですが、不登校の子どもたちの支援の核は「葛藤」に上手に向き合い、その中で心の成長を図っていくということです。
「葛藤」とは、自分の世界と現実の世界を折り合わせていく作業です。
当然ですが、どこかで自分を捨てないといけないところもありますし、現実を受け入れないという辛い作業が出てきます。
現実が受け入れらないものであれば、「仕方がない」と割り切ることになりますが、実はそれ自体がつらいという場合もあります。
そこにしっかりと向き合うということが子どもの芯を育て、そして不登校の改善につながっていくのです。
今回はカウンセラーっぽいお話になりましたね。
今回のお話しで、お母さん、お父さんが子どもたちの心を理解するヒントになりましたら幸いです。
来月の8月17日の土曜日は不登校セミナーが開催されます。
子どもの心を理解することが少しでもできれば、かなりの確率で改善はできてきます。
室長:田中勝悟
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