不登校・ひきこもり改善カウンセラーの田中勝悟です。
よく「なんで田中さんは不登校・引きこもりの専門家になろうと思ったの?」と聴かれることがあります。
一言でいえば、不登校の子どもたちが織り成す世界がとても素敵だったから・・・というのが理由です。
そして彼らの苦しさやつらさ、「社会からわかってもらえない気持ち」それらに対して何かできることはないか、考えていきたいと思ったことが動機かなと思います。
今回は私が感じている不登校の子どもたちの心の世界の奥深さについてお話をしたいと思います。
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不登校の子どもたちは、みな独特の世界を持っています。
中学校のスクールカウンセラーをしていて、本当に子どもたちが持っている世界のすばらしさを見させていただいて、その魅力にどっぷりはまり込んでしまいました。
中学校、思春期というのは一種独特の世界です。
子どもだった自分から殻を脱いでしまい、そして大人になっていくための一つの通過点が中学校です。
殻を脱ぐ、脱皮というのは、蝉やちょうちょを見ているとわかるのですが、一番無防備で、敵に襲われやすい状態です。
それだけ大人になるのには心理的にも高いハードルがあるということです。
そこに失敗した結果、生活保護に陥るまで崩れていった人も、今の仕事では見させていただいています。
その都度、中学校・高校というのは子どもたちにとって、とても高いハードルで、大人から見て気楽そうに見えていても、内面は本当に苦しい中頑張っているんだなと心から感じます。
それでも多くの子どもたちが頑張ってその通過点、壁を乗り越えて大人になっていきます。
しかし、その通過点にうまいこと乗っかれない子どもたちがいることも事実です。
それはその子が持っている特性かもしれませんし、他の要因かもしれません。
特に、不登校の子どもたちは、他の子どもたちと比べて人一倍その通過点のハードルが高いのが特徴です。
その過程を一緒になって頑張ることに、私はやりがいや生きがいを感じています。
そんな時、彼らの持っている世界を覗かせていただきます。
最初は「なぜ、こんなのが好きなんだろう?」とわからないことだらけです。
しかし、会っているうちに、「そうか、これがこの子なんだ」と思える部分が出てきます。
そして、その世界を一緒に味わうという作業に移ります。
その中で感じることは、「この子なりにとっても頑張っているんだ」ということ。
その頑張りや苦しみは、もしかするとその子以外の人はあまりわからないかもしれません。
一人で悩み、苦しむということはこの時期の子どもたちにとって、別に悪いことではありません。
人は自分だけの苦しみを内在化せることで、抱え込む力が強くなり、そして大人へと成長していきます。
でも、誰かがその子の苦しみを理解することができれば、その子はぐっと力強くなり、頑張ろうとする力が育つはずです。
それは親や友達や教師ではなく、もっと関係のない近くて遠い人の方がより良い場合もあります。
私はそうした不登校の子どもたちを支えているうちに、カウンセラーという仕事って本当に素敵だなと思うようになりました。
それが私が不登校・引きこもり専門のカウンセラーをしようと決意した一番の理由です。
来月の8月17日の土曜日は不登校セミナーが開催されます。
子どもの世界を理解するポイントと、親としての関わり方、教師としてできること、いろんなことをお話しさせていただきたいと思います。
室長:田中勝悟
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