不登校・引きこもり専門カウンセラーの田中勝悟です。
今回は不登校支援についての私なりの思いをお伝えします。
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私は過去にスクールカウンセラーを6年ほどしていた経験があります。
その中で多くの不登校のお子さんたちとであり、彼らのために獅子奮闘していたことは、私自身の臨床スキルを鍛えていく上で、とても貴重な経験となりました。
本当にありがたいことです。
その中では、私の力不足もあり、満足いく結果にならなかった方もおられましたが、そうした苦い経験が私の臨床を支えていると心から感じています。
さて、昔のことですが、とあるスクールカウンセラーの研修会で、不登校の事例検討会があったので参加しましたが、ある若いスクールカウンセラーがこんなことを言っており、絶句したことがあります。
それは、「私だったら、この子は中学校3年間学校に行けないものと思って関わります」と。
それはないだろう!!
と一瞬思いまいしたが、大学院の先輩たちがいた建前、その言葉は胸にしまい込みました。
当然ですが、中学校3年間、学校に行けないまま卒業してしまうお子さんは確かにいます。
私が関わってきた方でも、そうした方はいました。
しかし、だからといって、スクールカウンセラーがそうしたことを考えるのは少し違う気がします。
そう思った根拠はどこか?
じゃあ、学校に行けないとしたらどんな支援を考えているのか?
スクールカウンセラーがそう思うのは勝手だが、その考えが子どもの未来につながるのか?
そんなことをぐるぐると考えた覚えがあります。
周りもその発言に対しては、少し微妙な空気を出していましたが、そのことに対しての議論はないままに終わりました。
カウンセリングは単なる手段であり、私のお伝えしている不登校メソッドも単なる手段です。
私たちのミッションは不登校・引きこもりで悩んでいる方が将来、幸せになる方法をお伝えすることのみです。
そして一番大切なことは、カウンセラーは単なる心理支援の専門家であり、頑張るのは学校の先生や保護者なのです。
だから、スクールカウンセラーが、「この子は中学校3年間学校に行けないと思っている」なんてことは、口が裂けても言えないはずです。
私がもしこう思うとしたら、よほどの確信がない限り、言いませんし、言うとしてもいくつかの支援方針を打ち立ててからいいます。
中学校3年間学校に行けないと思っているなら、その根拠をしっかりと示して、じゃあどうするかまで考えなさいよ。
それがわからないなら、絶対にそんなことは言うなと思っています。
心理カウンセラーの一番の強みは、客観的・主観的な証拠を積み重ねていき、「この人はこうだろう」という確信を作り続けることです。
これは専門的には「見立て」と言ったりします。
もちろん、確信なんてそう簡単に作れるものではないので、面談の都度、作り直していく必要があります。
上述のスクールカウンセラーの発言は、それが全くないまま言っていたところもあり、私は大きくショックを受けました。
不登校・引きこもりの子どもたちを未来につなげていくためには、専門家には相応の資質と知識と経験が求められます。
来月の8月17日のセミナーでは、そうした不登校・引きこもりの方と関わってきて私が見つけてきたことについて余すことなくお伝えしていきます。
どうぞ不登校のお子さんのことで悩んでいるのであればお越しください。
どういう風に見ればいいのか理解できれば、それだけで大きく不登校のお子さんは変わっていきますよ。
詳しくは下記よりお越しください。
室長:田中勝悟
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