不登校・引きこもり専門カウンセラーの田中勝悟です。

不登校・引きこもりの子ども達を支えていくためには、親の会に参加することがかなり望ましいです。

今回はそんな親の会の意義についてお話したいと思います。


 

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不登校支援には仲間が必要

そもそも不登校や引きこもりの支援は従来の子育てとは違ったやり方が求められます。

極端な例を挙げれば、「学校にどうやって行かすか」という視点で子どもに関わること。

これは一般的な子育ての方法ですが、心の発達アンバランス障害といってもおかしくない不登校の子どもたちは、そうした昔ながらの視点ややり方は通用しません。

発達障害の子どもたちに普通の怒ったり、叱責したり、ダメだよといった注意では全く効果がないのと同じです。

ただ、発達障害の子と不登校・引きこもりの子たちと違うのは、なかなかそのアンバランスな部分が見えないということ。

そのため、子どもの理解の仕方も非常に難しく、やはり専門家から教えて頂くということがとても大切になってきます。

しかし、正しい知識に基づいて支援をしたところで、それが継続するかは微妙です。

なぜなら、そうした取り組みは一人で続けているとやがて限界がいます。

一緒に子どもを育てて行くような親同士の成長も促せるような、そうした仲間の存在が必要となります。

不登校の子どもは普通の子どもとは違ったような人生を歩むことも少なくありません。

そうなると「これでいいんだろうか」と親自身が不安になります。

そして、そうした不安は周りにはなかなか言えません。

それくらい不登校の理解は遅れていると言えるのですが、とにかく親は一人不安を抱えたまま子どもの支援をしていくことになるのです。

 

スクールカウンセラーだけでは限界がある

こうした不安を拭うために、スクールカウンセラーがいるのですが、多忙なところだと月に1回カウンセリングがあるかどうか。

月に1回では本当に意味のあるカウンセリングとはなりにくいです。

そうなるとさらにもやもやして子どもや家族に関わることになるので、それがさらなる悪循環に繋がることもあります。

だからこそ、親の会というものの必要性があると思います。

親同士が交流し、関わり、情報交換をしていく。

中にはベテランの不登校の子のお母さんが、初めて不登校になった子のお母さんに、「大丈夫よ!」と励ましてくれます。

何とも心強い言葉です。

私みたいな専門家だけでは、そこまで力強く励ますことはできません。

そうしたつながりや関わり合いが親自身の心の安定や成長にも繋がります。

不登校が治るということは、子どもが成長すること、そして親も成長するということです。

それを促していくために親の会はとても大切な場であると言えるのです。
 

以下はお知らせです

下記は私が顧問心理士として関わっている親の会です。

以下のバナーをクリックして参加申し込みページにお越しください。  


   

 

 

ただ、現在は主催者が多忙のためお休みをいただいています。

そこで、8月17日に不登校セミナーを開催します。

心の発達アンバランス障害の子どもたちをどう支えていけるか。

はぴっとの方でも継続的に親を支えていくような取り組みを今後も実践していきたいと思います。

また、開催内容が固まりましたらお伝えしたいと思います。

 

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