不登校・引きこもり専門カウンセラーの田中勝悟です。
昨日は朝は選択理論神戸支部研究会、午後は事例検討会に参加しており、勉強漬けの一日を送っていました。
非常に充実した楽しい一日を送ることができ感謝です。
今回は学んだことを振り返りつつ書いていきたいと思います。
スクールカウンセラーの限界についてお話をしたいと思います。

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スクールカウンセラーによる不登校支援の難しさ
私は長年スクールカウンセラーをしてきました。
やりがいもたくさんありましたし、多くのことを学ばせていただきました。
また学校に入り込んで不登校支援を多々してきました。
教職員の先生方と直接連携を組むこともできましたし、それが功を奏したケースもたくさんあります。
一方で、その中での難しさというのも当然あり、スクールカウンセラーの支援の限界というのを感じることもたくさんありました。
スクールカウンセラーの限界
特にスクールカウンセラーをしていて難しいと感じたことは、やはり任期付きの仕事であること、学校を卒業をした後で支援の対象ではなくなるということでしょうか?
不登校や引きこもりの支援は、中学校を卒業してからが本当にスタートだと思えるものもあります。
もちろん、中学校の間、学校に行かなかったとしても、それから紆余曲折あって、立派に社会人として活躍されている方もおられます。
一方で、中学校の間は何とか頑張れたものの、それからは一気に崩れてしまい、どうしようもいかなくなった方もおられます。
そうした期限が決まっているというところでの難しさや限界というのはかなり痛感してきました。
今回、私が事例提供者として発表したケースもそうした限界についての話し合いについて多くの時間が割かれました。
スクールカウンセラーは親のカウンセリングが仕事ではない
また、スクールカウンセラーは親のカウンセリングが仕事ではありません。
親のカウンセリングを通して、子どもの支援をしていくことが仕事です。
そのため、自ずと子供中心の話題になります。
親としてどう子どもに向き合えばいいか、それがスクールカウンセラーのカウンセリングの中心になるのです。
例えば、お母さんがお父さんとうまくいっていなくて離婚を考えている場合。
その上で、子どもが不安定になっている場合、「子どもをどう支えていいか」という内容であればスクールカウンセラーの相談の範疇になります。
しかし、お母さんの悩みが「夫がもう嫌だ。別れたい」という悩みをどうしたいかというものであれば、それはスクールカウンセラーが扱える内容ではありません。
お母さん個人の悩みをどうするかということは、原則的にはスクールカウンセラーの相談内容には入らないというというところがあります。
スクールカウンセラーは子どものより良い支援を目標としておかれているため、どうしてもそうした枠組みになってしまうのです。
子どもの相談であればスクールカウンセラーへ、そして個人的な悩み事であれば民間や公的機関のカウンセリングルームへ。
そうした使い分けがあり、どうしてもスクールカウンセラーとしては超えられない壁というのが少なからず存在するのです。
スクールカウンセラーの専門性もバラバラ
また、スクールカウンセラーは非常勤の勤務になるため、専門性がそれぞれのスクールカウンセラーでバラバラという問題もあります。
私個人でいえば、精神科クリニックで働いているときは、主に精神科医療という枠組みで勤務していることが多かったです。
しかし、児童相談所に勤務してからは、虐待対応やケースワーク視点でのスクールカウンセラー勤務となりました。
いろんな現場で働いている方がスクールカウンセラーとして勤務していますが、背景にある専門性や領域がバラバラなため、かなり支援のやり方も誤差が出てしまうという問題があります。
ひどいときには、スクールカウンセラーとはどういう役割かがわからないまま働いている人もいます。
そうした中で、どうしても支援にばらつきが出てしまい、学校側が混乱してしまうという事態も出てきているのが実情のようです。
そのため、上記のことを理解したうえで、スクールカウンセラーを上手に活用していくということがとても大切かなと思います。
カウンセリングルームはぴっとでは、スクールカウンセラーのセカンドピニオンもしていますので、どうぞご利用いただければと思います。
室長:田中勝悟
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