不登校・引きこもり専門カウンセラー
カウンセリングルームはぴっとの田中勝悟です。
今回は不登校の子どもで多くみられる「学校に違和感を感じる」というところについてお話をしたいと思います。
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なんで学校に行かないといけないの?
学校に行くことに違和感を覚える子どもは必ずいます。
多くの人が「学校ってなんで行くんだろう?」と疑問に思ったことがあると思いますが、それで「学校には行かない」というところまで行った方はいませんよね。
不登校になる子どもは、学校に行くことに強い違和感を感じます。
不登校ユーチューバーのゆたぽんが「クラスの友達がロボットに見えた」と動画で言っていますが、あれは不登校の子の心理状態を強く表している言葉だといえます。
普通の人であれば「こいつは何を言っているんだ!?」と理解が難しいものです。
しかし、不登校の子どもたちは学校に強い違和感や嫌悪感、自分はここにいていいんだろうか?という戸惑いを感じます。
学校に合わない子どもたち
エジソンのお母さんは、エジソンが「この子は学校に合わない子どもだ」と判断して、学校に行かせるのをやめ、自宅で好きな実験や発明をできる部屋を作ったことで有名です。
坂本龍馬はたびたび学校を抜け出したり、学校で先生に怒られたり、友達からバカにされたエピソードがあります。
昔から集団の枠の中で過ごすことに強い抵抗を持っている人は非常に多いのです。
大切なことは、こうした子どもが悪いというのではないということ。
そうしたお子さんが必ず存在するという事実を受け止めるということが大切だと思います。
学校に合わない子どもをどう育てていくか
人はあまりにも自分が合わない環境にさらされると、心身が壊れていきます。
不登校の子どもは非常に独特な感性や個性を持っているため、学校という「集団での枠」の中に入れられると拒絶反応を起こしてしまうことがあるのです。
文部科学省は「不登校は誰にでも起こる問題」とまとめていますが、実はそうではなく、「不登校気質を持った子供たちが起こす事象」だというのが私の考えです。
大体の子どもは1)学校で合わせていく力を育てていくことに焦点を当てていきます。
この理由は、学校に行けなくなると大きなハンディキャップが生まれるためです。
学校に行けなくても生きていける力を持っている子どもは別ですが、私たちのほとんどは学校に行けなくなる時点で、社会で生きていくことは難しくなります。
特にやりたいことや夢がある場合は、学校に行くことで、将来の選択肢をなるべく増やしていくことが必要です。
生きる力が相当ない限り、学校に行かないまま社会で生きていくことは非常に難しいと思います。
そのため、第一選択肢は、学校に合わせていく力を育てていくことに焦点を当てて、支援をしていくことが大切だと思うのです。
学校とは関係なく生きていく力を育てていく
しかし、時として学校に合わせるようなやり方をしていくと、子どもの良さや長所をつぶしてしまう可能性があります。
そうなると、「この子を学校に戻すのはどうなのだろうか?」という考えがよぎる場合があります。
その場合は、学校以外で「子どもの良さを伸ばしていくこと」にシフトした支援をしていくことも必要でしょう。
実際、学校以外で大人や友達との交流を増やしていくことで、どんどんと成長しているお子さんもおられます。
学校での授業やカリキュラムではつぶれてしまう子どもは、いったん学校から離れたところでその子らしい成長の仕方を一緒に考えていくという方法もありです。
学校に合わなくても大丈夫!!
そんな育て方の選択肢が広がっていくといいなと思い、私も日々勉強を重ねています。
室長:田中勝悟
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