不登校・引きこもり専門カウンセラー
カウンセリングルームはぴっとの田中勝悟です。
不登校が回復しつつある時期というのがかならずあります。
ただ、その時も親の対応や思い次第で一気に崩れたりするので注意が必要です。
今回はそんな不登校の回復期についてお話をしたいと思います。

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不登校が回復する時期とはどんな時?
まず、不登校が回復する時期とはどんな時でしょう?
いろんな答えが返ってきそうですが、ここでは「学校に行こうかな?」と思うようになった時期としておきます。
もちろん、これは個人差があり、高校まで引きこもっていて、そこから働こうとする人もいます。
後は、友達と会うようになったとか、担任の先生と会えるようになった時とか、回復の兆候となる出来事はたくさんあります。
後は家族と話ができるようになった時とかですかね。
何もしていなかった子どもが何らかの変化を見せた時、それは回復のサインとしてとらえても良いかと思います。
不登校の回復のきっかけは何?
不登校の回復のきっかけとなる出来事はどんなものかというと、これも人それぞれです。
例えば、Lineで話しやすい人と知り合ったことがきっかけで、外に出る場合があります。
後は、子どもの中で何かしらの変化があったり、別室登校で知り合ったお友達と仲良くなったことで、大きく成長したりということはよく見られます。
チュートリアルの徳井義実さんは1年家でラジコンばかりしていて、「ああ、このままではいけないな」と思うようになったことで、学校に再び行くようになったとのこと。
カウンセラーの一言がきっかけで学校に行こうと頑張れた子どももいます。
きっかけというのは些細なものがほとんですが、それが子どもにとって大きなターニングポイントとなっていることが多いようです。
回復のきっかけはほとんどが良い人間関係
不登校のみならず、ほとんどの問題を解決するためのきっかけは「良い人間関係」です。
不登校を解決するのに最も必要なのは「人とのつながり」です。
別室登校や保健室登校の段階であれば、お友達や先生との関わりが、部屋に引きこもっている段階では、親や家族との人間関係がとて大切になります。
親や先生との関係が良いものであれば、子どもはそこから自分を見つめ直し、頑張ろうとします。
そこから、家族、担任の先生、学校の先生、友達・・・といったように人間関係が広がっていきます。
その中である時、「頑張ってみようかな」と思うようになってきます。
この過程が本当に大切なのです。
中には学校に全くいけない状態が続く子もいますが、行動範囲が広がっていき、中学校を卒業をしたときにバイトを始める子供います。
本当に不登校の子どもの回復期は人それぞれです。
その子らしい回復の過程をしっかりと見守りたいものです。
不登校が回復期に注意したい親の関わり方とは
不登校や引きこもりがj少しずつ回復してきたとしても、周りからのちょっとした言動で一気に崩れ落ちてしまうこともあります。
この辺り、注意が必要です。
一番、注意したいことは、子どもの頑張りを阻害しないことです。
そのためには子どもが「今、何を頑張ろうとしているか」をしっかりと理解しようとする姿勢です。
そして、無理していると感じた時は、「少し休んだらいいよ」と無理せず続けられるように声掛けをすることです。
不登校の子どもは自分でも知らず知らずのうちに、無理し過ぎてしまい、またエネルギー切れを起こしてしまいます。
これが再不登校の原因でもあるのですが、無理をし過ぎていると感じたら「今日はゆっくり休みなさい」と声掛けをしてみてください。
「やった!学校に行きだした!回復した」と、安心して手放しするのが一番危険なのです。
子どもの表情や様子を注意して見ながら、「ああ、これはしんどそうだな」「限界かな」と思ったら、親や教師の方から声かけをしていくということが大切なのです。
不登校の回復は、言い換えれば親の成長の過程でもあります。
その過程を楽しんで取り組むことで、親自身も成長し、回復期でも適切な関わり方ができるようになってきます。
室長:田中勝悟
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