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不登校・引きこもり専門カウンセラーの田中勝悟です。

 

人の目が怖い、人の目が気になる、自分がどう思われているのかわからない・・・

 

こういったことがきっかけとなり、不登校や引きこもりになるケースは結構あります。

 

中には心の病気が本当に原因で不登校・引きこもりになる場合もあります。

 

今回は心の病気の一つである対人恐怖症についてお話をさせていただきます。

 

 

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対人恐怖症という心の病気

対人恐怖症という心の病があります。

 

ただ、これはひと昔前の名称で、今は社会不安障害(SAD)となっています。

個人的に言えば、社会不安障害という診断名に変わってから、なんだか軽い名前になったなあ思っています。

 

そのため、対人恐怖症という名称の方が個人的にはしっくりきています。

 

なので、本来であれば社会不安障害という診断名を用いなければいけないところですが、今回は対人恐怖症という名称をそのまま使わせていただきます。

さて、対人恐怖症という病気は、「人が怖い」という病気ではありません。

(よく誤解されているところですが・・・)

 

「人に迷惑をかけてしまって、どう思われるか怖い」というのがこの病気の本体です。

 

例えば、赤面恐怖症という病気では、人の前で赤面した時に、「ああ、赤面してしまった。相手の人はどう思うだろう。変な人と思われていないだろうか。迷惑をかけてしまった。どうしたらいいんだ。」と困惑してしまいます。

 

そうした体験があり、「次、赤面したらどうしたらいいんだ!?次会うのが怖くなる」と思い、人と会うのを避けるようになります。

また、おなら恐怖症も対人恐怖症の一つです。

 

人前でおならをしてしまい、「周りに迷惑をかけてしまった」と思った結果、次も同じ状況に陥ることを考えると怖くなり、人前に出るのを避けるようになります。

 

過呼吸から、人前に出るのを恐れる広場恐怖もそうですね。

 

他にも、いろんな恐怖症がありますし、その出方によって千差万別の名称があります。

 

なので、一括りにしている社会不安障害よりも対人恐怖症の名称の方が個人的には好きなのです。

対人恐怖症=甘えではない

対人恐怖症は単に「人が怖い」という病気ではありません。

 

「人にどう思われるかが怖い」という病気です。

 

多くの人が、「対人恐怖なんて単なる甘え」と言いますが、それは大きな誤解です。

 

対人恐怖症の多くが、何らかのトリガーとなるトラウマ的な経験を持っていることが大半です。

例えば、赤面恐怖であれば赤面したためにうまくできなかったという体験。

おなら恐怖であれば、人前でおならをして恥ずかしい思いをしたという経験。

 

周りから見れば、「え?そんなことで?」と思うかもしれませんが、その人個人にとっては、とても大きいと感じているトラウマ体験をしていることがあります。

私は過去におなら恐怖症で不登校になった子どもに対して、トラウマ治療を施したことで、不登校が回復したという経験があります。

 

PTSDの治療技法を取り入れることで、対人恐怖症が改善し、学校に行けるようになった子供は確かにいます。

確かに、多くの人にとっては「え?そんなことで?甘えじゃないの?」と思ってしまうようなことが原因であることも多いです。

 

しかし、当事者はそのことに本気で悩んでいます。

 

その悩みによって、動けなくなってしまっていることも多いのです。

対人恐怖症の克服の方法を6つ紹介

対人恐怖症の克服の方法ですが、これはクライエントによって取るべき方法が違ってきます。

 

いくつか紹介しますが、まずはクライエントをしっかりと理解し、その上で適切な方法を選んでいくことが大切です。

 

1)カウンセリングを受けること

カウンセリングを受けることで、自分の気持ちを安心して出せるという経験を何度も持つことで、少しずつ自分に自信が持てるようになります。

 

また、困ったときの対処の仕方も一緒に考えてもらうことで、自分の力で対処できるようになります。

 

さらに、自分がどういう人間かを客観的に把握できるようになることで、自分との付き合い方がわかるようになってきます。

 

そうなると、「自分は大丈夫だ」と思えるようになり、その結果、少しずつ対人恐怖症が改善されていきます。

 

2)トラウマセラピーを受けること

TFTやEMDRといったトラウマセラピーを受けることで劇的に改善するケースもあります。

 

特に対人恐怖症のきっかけが明確である場合は、こういったトラウマセラピーを受けることで、PTSDのきっかけとなった出来事から解放されるようになります。

 

そうなると、少しずつ学校に行けるようになり、復学ができるようになります。

 

3)心療内科・精神科を受診する

心療内科・精神科が一番効果を発揮するところは、お薬による脳の改善です。

 

対人恐怖症があまりにもきつい場合は、抗不安薬や抗うつ剤を服用することで症状が緩和されることがあります。

 

その上で、少しずつ人前に出る練習をしていくことで、自分に自信がつき、対人恐怖症が改善することもあります。

 

4)食事療法や運動療法

脳の状態が悪いと、対人恐怖症も改善はできません。

 

そのため、お菓子やインスタント食品ばかり食べていると、症状はどんどん悪化します。

 

野菜やお肉、魚などバランスよく食べて、適度に運動する習慣を維持することで、少しずつ対人恐怖症は改善されていきます。

 

特に、女の子で生理前に対人恐怖症の症状が悪化する場合は、鉄分や亜鉛不足が背景にあることも多々あります。

 

その場合は鉄分や亜鉛のサプリを飲んでみることをお勧めします。

 

5)頑張って人前に出る練習をする

これは向き不向きがありますが、人前に頑張って出ることで、少しずつ「大丈夫だ」たという感覚を持つというのも有効です。

 

行動療法でエクスポージャー法などと呼ばれたりします。

 

しかし、この方法は本当に合う合わないが大きいです。

 

また、対人恐怖症の原因がトラウマだったり、脳の状態によるものだったりする場合は、そちらの方を改善しないとほとんど効果がありません。

 

むしろ、苦痛感が増し、「自分はだめだ」と自己嫌悪が出てくるだけです。

 

この方法は、「大丈夫だな」と思った時くらいで実行するのが一番だと思います。

 

6)自分の性格に合わせた生き方をする

実は対人恐怖症だと思っていたことが、その人らしさだったなんてケースもあります。

 

実は「人と会うのが怖い」「人と会うのが苦痛」という生まれつき性格が存在するのです。

 

これは性格分析に精通した心理カウンセラーでないとなかなか見抜けません。

 

もし、自身のタイプがそうであれば、無理をせず、自分に合った生き方を実践していくというのも一つの手です。

 

 

以上、対人恐怖症の克服の方法について書きました。

 

不登校や引きこもりの中には、対人恐怖症の方が多くおられますが、その実態や性格、そして克服の仕方も千差万別です。

 

だからこそ、その人をしっかり見て、その人に合った方法を選択していくことがとても大切なのです。

 

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室長:田中勝悟

 

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