不登校・引きこもり専門カウンセラーの田中勝悟です。
今回は不登校の解決のために必要なことをお話をしたいと思います。
不登校を解決するためのたった一つの方法とは?
不登校を解決するための方法はたった一つです。
それは、
子どもの心を強くすること
これだけです。
ただ、子どもをを強くする方法については、本当に千差万別です。
あるやり方が別の子どもには全く通じない場合もあります。
長い目で見た方がいい子もいれば、短期間で一気に勝負をかけた方がいいい子どももいます。
その子に合った方法があるので、その意味でも子どものことをしっかりと理解するということがとても大切になります。
子どもの心を挫けさせてしまう対応とは?
まず、子どもの心を弱くしていくやり方についてお話をしたいと思います。
それは、以下の対応をすると子どもの心を必ず挫けさせてしまいます。
それは
1) 子どもの悪いところばっかりを見ること
2) 悪いところをすぐに怒ること
3) イライラした感情のままに叱責すること
4) 脅したり罰したりすること
5) 悪いことをしたらすぐに怒鳴ること
こういう対応・関わり方をすると確実に子どもの心を挫けさせ、弱くします。
また、最悪なのは、子どもとの関係が悪化してしまいます。
私たちは人間関係が悪化すれば、心の状態も悪化してしまうという心理的傾向があります。
ちなみに、私たち生きていくうえで、一番まずい心理状態というのがありますが、それは「誰かを恨む」ということです。
誰かを恨み続けると、確実にメンタルは悪化し、心を弱くしてしまいます。
上記の対応を続けると、子ども自身がやがて親を憎むようになり、「親のせいで俺はこうなったんだ」と思い込むようになります。
こうなると、子どもが自分で不登校の問題を解決するのは難しくなります。
だからこそ、子どもの心を強くする、少しのことでもくじけない心を育てることがとても大切なのです。
子どもの心を強くするために親ができる3つの育て方
子どもの心を強くする、少しのことでもくじけない心を育てるために親ができることは以下の3つです。
1) 子どもの良いところを見つけること
2) 子どもの良さを信じ続けること
3) 子どもがどういう大人になってほしいかを話し合うこと
まだまだありますが、基本はこの3つが大切です。
これができれば、子どもは確実によくなるのですが、かなりイメージもしにくいものだと思います。
なので、一つ一つ具体的にお話をしたいと思います。
子どもの良いところを見つけること
「あなたの子どもの良いところを10個上げてください」
と言われると、すらすらと出てくるでしょうか?
不登校のカウンセリングでこの質問をすることがあるのですが、すぐに答えられる保護者の方は結構少ないです。
学校に行かなくなると、どうしても「学校に行かない子=悪い」というイメージを持ってしまうため、良いところを見つけることはなかなか難しいと思います。
まずは良いところをみる努力をしてみてください。
ただ、表面的に「お手伝いを頑張ってくれている」「家で勉強を頑張ってくれている」「弟の面倒を見てくれている」というところだけを見ないようにすること。
良いところを見つけるためのポイントは、
「子どもがどう成長しているか」という視点で見ると良いです。
不登校になったからこそ、今引きこもっているからこそ、成長できている部分が必ずあります。
そこをしっかりと見つめていくことが子どもの良さを見つける一番のコツです。
そういう見方を続けていくと、親子関係がかなり良好になります。
子どもと一緒にいて、心地よさを感じるようになると、その感じが子どもに伝わるので、子どもの心も安定し、強さを育てることにつながります。
子どもの良さを信じ続けること
子どもの良さの見つけ方が分かってきたら、今度はその良さをしっかりと信じ続けてください。
不登校・引きこもりの子どもは非常に不安定です。
ちょっとしたことで心がぶれてしまいます。
そのため、大人の人が信じ続けるということがとても大切になります。
信じることで、私たちは前に進む力が湧いてくるのです。
しかし、なかなか子どもの良さを信じ続けることが難しい場合もあります。
その時は、少し子どもと距離を置くことがおすすめです。
不登校の支援では、思いっきり頑張らないといけない時期と、あまり頑張らない方がいい時期というのがあります。
そもそも信じるというのは頑張ってできるものではありません。
「子どもの良さを受け入れられない」「信じることが難しい」と感じている時は、お母さん・お父さんがまだ準備ができていないということです。
少し距離を置いて、気持ちが整理できてからトライしてみることも大切です。
子どもがどういう大人になってしいかを話し合うこと
実はこれが一番大切です。
不登校になりがちな子育て法とは、子どもの自由に任せるというやり方です。
「とりあえず幸せになってくれたらいい」
こういう思いで子育てをすると、不登校気質を持っている子どもはなかなか強くなれない傾向にあります。
不登校気質の子どもは非常に感受性が強いため、自分らしい強さを見つけるのにかなりの時間がかかります。
そのため、親から「幸せになってほしい」だけだと、逆にどうしてほしいかがわからなくなってしまいます。
かといって、「お前はこういう風に生きろ」というのも逆効果です。
なぜなら、不登校の子どもは我が強いという特徴があります。
上からワーッと言われると、かえってしんどくなり、感情的になってしまうのです。
そこで、大切になってくるのが、「子どもがどういう大人になってほしいかを話し合う」ということです。
これは親子関係がとても良好でないと難しいです。
しかし、親子関係が良くなれば、こうした話し合いができるようになってきます。
タイミングはお互いに良いと思える時で大丈夫です。
無理に時間を使って話そうとしても、話し合いにはなかなか発展できません。
なので、お互いが「話してもいいかな」と思えた時に、親が思っている「子どもになってほしいイメージ」と子どもが思っている「自分が将来なりたいイメージ」を話し合うということが大切です。
あと、こうした話し合いは一回で終わることはありません。
何度も繰り返し、話しあっていくことが大切です。
そのためにも、良い親子関係を築いていくことが不登校改善のためにとても大切なところなのです。
まとめ
いかかがだったでしょうか?
今日お伝えしたことは、子どもの不登校・引きこもりが改善した保護者の多くが使っていたやり方でもあります。
ただ、このやり方がすぐに実行できる人は稀で、カウンセリングを受けたり、いろんな人たちに相談をしてきながら、少しずつ見つけてきた人たちがほとんです。
不登校・引きこもりの支援は長い目で見ていくことが大切です。
目の前のことではなく、ぜひ将来を見据えた支援をしていったほしいと思います。
室長:田中勝悟
