不登校・引きこもり専門カウンセラーの田中勝悟です。
子どもが不登校になると、大抵のケースでは心療内科に連れて行った方がいいのかと悩んだことがあると思います。
学校に行けないのは、何かしらの病気ではないか?
心療内科に連れていけば何かしら効果があるのではないか?
今日はその心療内科と不登校についてお話をしたいと思います。
そもそも心療内科ってどんなところ?
そもそも心療内科ってどんなところなのでしょうか?
もともとは、心療内科とはストレスや心の問題から生じる体の病気を専門とした診療科です。
胃潰瘍やぜんそく、頭痛や腹痛などの内科の病気はストレスが原因の場合があり、ストレスの改善から病気を治そうというスタンスで九州大学の方で発足したのが始まりです。
なので、精神科よりも敷居が低いからと商売目的でつけられた名前ではありません。
(これは多くの人が誤解しているところです)
ちゃんと、目的があって作れらた診療科なのです。
ただ、心療内科と精神科がごっちゃになっているところもあり、最近は統合失調症やうつ病、双極性障害など、本来は精神科の患者さんも心療内科を訪れるようになってきています。
なので、精神科とあまり変わらなくなってきているのが実情です。
ちなみに、思春期の子供を対象にした思春期外来というのも、心療内科の一つです。
心療内科ではどんなことをするのか?
基本、心療内科は内科の病院です。
なので薬物療法が主流となります。
むっちゃ雑に書きましたが、心療内科ではこうした感じで治療をします。
(もちろん、ここまで雑な診察はしません。
もっと具体的に患者さんの話を聴いて、患者さんに役立つアドバイスをしたり、患者さんに合うお薬を処方します)
また、上記のような患者さんの場合は、最悪休職をするという場合もあるでしょう。
その場合は、診断書を書いてくれたり、傷病手当の申請書を書いてくれたりしてくれます。
このように、抗うつ剤や抗不安薬などのお薬を処方して症状を改善し、治療をしていくのが心療内科ということになります。
また、ストレスから生じる病気を専門に扱うのが得意だということも覚えておくと良いでしょう。
カウンセリングと心療内科との違いとは?
カウンセリングと心療内科は全く異なります。
カウンセリングは対話によるストレスの軽減や心の整理がメインです。
心療内科は医学的根拠に基づく治療がメインです。
また、カウンセラーは薬を処方したり、診断書を書くことができません。
(そもそも薬の処方や診断書は医療行為なので、医師しかできません)
逆に医師はカウンセラーのように相手の話を長時間聴き続けることはなかなかできません。
(そもそもそんな時間を取ることはできません。
なるべく短時間で患者さんに合うお薬を処方し、改善に向かわすのが仕事です)
カウンセラーの仕事はクライエントの話を聴き、心を整理し、自分の力で解決できるように支援をすることです。
そのために各種の心理療法やカウンセリングスキルを使い、クライエントを援助します。
また、心理的な見地からアドバイスを行うこともあります。
心療内科の仕事は医学に基づいて、投薬や医学指導を行い、症状を軽減し、病気を寛解(症状がない状態)に持っていくことです。
両者は似て非なるものなのです。
不登校は心療内科に効果があるのか?
では、不登校の改善に心療内科はどれくらい効果があるのか?ということについてお話をしたいと思います。
残念ながら、心療内科に行ったからと言って不登校が大きく改善したということはあり得ません。
もちろん、ストレスからうつ症状を発症し、それが学校に行けない原因となっているのであれば、心療内科のお薬でストレス症状を軽減することで学校に行けるようになる可能性はあるでしょう。
また、社会不安障害や強迫性障害、極度の不眠によって学校に行くことが困難な場合は、お薬で緩和することで不登校が改善される場合もあります。
しかし、そうした効果があるケースは実際のところは非常に稀です。
ただ、心療内科でお薬を処方されてから「ぐっすり眠れるようになった」「気持ちが軽くなった」というケースもあり、心療内科が全く効果がないとも言い切れません。
本当に不登校はケースバイケースです。
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