不登校・引きこもり専門カウンセラーの田中勝悟です。
カウンセリングは役に立たない?
カウンセリングを受けた人の中には、「あんなものいくら受けたって役に立たない」という人もいます。
確かにカウンセリングは、まずは話をじっくり聴いて・・・というところがあり、目的はクライエントが自分の問題や課題に気づくことができるように支援をしていくというところに主体があります。
なので、かなり時間がかかるし、自分の問題になかなか向き合うのが難しいクライエントもあり、効果が出るまでにドロップアウトしてしまう人も多いです。
そうした背景から「カウンセリングは役に立たない」と思っている人も多いかと思います。
ということで、今回はカウンセリングの大まかな流れについて、お話をしたいと思います。
カウンセリングの大まかな流れ
カウンセリングは大まかに言えば、以下のような流れで進めます。
1) 話をじっくり聞いてクライエントの状態をしっかりと把握する。
この段階では、カウンセラーはクライエントの話をしっかりと聴くことに努めます。
終わりぐらいでやっとクライエントに対して大まかなアドバイスをします。
専門的にはインテーク面接と呼ばれるものです。
この時点で、クライエントにアドバイスをしないのは、簡単にいえばクライエントのことを何も知らないからです。
知らない人に対して「あなたはこうしたらいいよ」ということほど無責任なことはありません。
カウンセラーは責任を持って、クライエントを知ることに努めます。
2) 初回のカウンセリングの後にクライエントにカウンセリングの流れを提示する
カウンセリングでは「こうしたらいい」という言い方は基本しません。
「あなたの状態からこういう風に進めていけばいいと思うけどどうでしょうか?」という感じで伝えることが多いです。
また、明確にクライエントの状態が分かれば、具体的に「こういう風にすればいいと思う」とアドバイスをすることもあります。
3) 2回目以降のカウンセリング
2回目以降のカウンセリングは、クライエントの話を聴きつつ、適宜助言やアドバイスをしていきます。
私の手法は、クライエントがより良いやり方を見つけるのを一緒に探していく方法です。
ただ、一方で、クライエントが自分の課題に気づくことをサポートするやり方も使います。
クライエントは千差万別であり、その人に応じた手法を適宜使わせていただきます。
なので、一概にこのやり方を使いますと明確に言うことはできませんし、クライエントとの間でも「このやり方で行きましょう」とはっきりとは言えませんし、自然と「こういうやり方がいいんじゃないか」というのが見えてきて、クライエントに伝えて同意を得て進めていくという感じです。
田中のカウンセリングは短期間で終わることが多い
私のカウンセリングは基本短期間で終わることが多いです。
強引に通わせることはまずありません。
全てクライエントの判断に任せます。
ただ、クライエントの希望があれば、長期間のカウンセリングになる場合もあります。
頻度に関しては週に1回もあれば、月に1回と様々です。
その中で、少しずつ自分の問題点が整理されていき、「こうすればいいんだ」と見えてきたクライエントも数多くいます。
10回くらいカウンセリングをすると、だいぶ「カウンセリングらしくなってきたな」と思うことが多いです。
カウンセリングは役立たないと思っている人へ
カウンセリングは約に立たないと思っている人へ。
一度、カウンセリングに来られて見ることをお勧めします。
「こんなことを話すはずじゃなかったのに」と話したくなかったこと、でも本当は一番話したかったことをポロリと話すことです。
また、話を聴いてもらうことで、かなりすっきりします。
カウンセラーに聴いてもらうことで、活力が出てくることもありますし、具体的にどうすればいいか見えてくることもあります。
カウンセリングルームについては以下のリンクからどうぞ。
室長:田中勝悟
