不登校・引きこもり専門カウンセラーの田中勝悟です。
今回はカウンセリングルームはぴっとが提供しているカウンセリングについてお話しをしたいと思います。
正直なところ、カウンセリングにはいろんな流派があります。
そのため、「すべてのカウンセリングがこうなんだ」というのではなく、あくまでも私のカウンセリングはこんな感じなんだという見方で読んでもらえばと思います。
カウンセリングって様々な流派がある
カウンセリングと一口に言っても様々な流派があります。
指示的に「こうしなさい」というやり方もあれば、指示は全く出さない非指示的なやり方もあります。
また、現実的な課題(どうすれば今の問題を乗り越えられるか)に焦点を当てた方法もあれば、そうした課題には全く焦点を当てず、ひたすら心の問題に取り組むような手法もあります。
短期での解決を目的としたものもあれば、長期でゆっくりと改善に向かう方法もあります。
本当に心理療法やカウンセリングはいろんなやり方があります。
ただ、こうしたいろんなやり方があるのは、創始者の人格が反映されているというよりも、クライエントのニーズに合わせて作られてきたという背景が挙げられます。
クライエントによってやり方を使い分ける
カウンセリングの流派がたくさんあるのは、クライエントのニーズに応えようとしてきた先人たちの努力のたまものです。
だからこそ、カウンセラーはクライエントが少しでもよくなるために、いろんな流派の技法を取り入れていき、クライエントの性格や状態に合わせて、使い分けていくということが大切です。
クライエントの性格や状態、置かれている環境を適切に把握していくことを「見立て」と言います。
「見立て」がしっかりできるようになると、「このクライエントにはこういう心理療法やカウンセリング手法がいいな」というのが見えてきます。
上手なカウンセラーほど、クライエントに合った手法を適切に選びます。
田中はどんなカウンセリングをするの?
田中の場合は、ロジャーズ派の来談者中心療法とリアリティセラピーを併用して行います。
他にやり方もクライエントの状態に応じて、随時取り入れていきます。
基本は来談者中心療法中心の折衷派のカウンセリングです。
具体的には・・・
1)クライエントの状態をしっかりと聴いて把握していきます。
2)しばらく聴いた後、クライエントがどうなりたいかニーズを聴いていきます。
3)その中でクライエントが今できそうなところを一緒に考えていきます。
4)そこで具体的にできるところを提案していきます。
基本はこの流れです。
もちろん、一回の面接で4)までいかないケースもあります。
また、「とりあえず、話を聴いてほしい」というニーズもありますので、その際は聴いてくのが中心のカウンセリングをしていきますし、その他のやり方を提供していくこともあります。
カウンセリングコツとは?
カウンセリングのコツを一言で言えば、「丁寧に聴いていくこと」これに尽きます。
丁寧にしっかりと五感・六感をフルに使って、話を聴いていくこと。
これが一番のコツです。
カウンセリング初心者は「いかに丁寧に説明をしていくか」に心がとらわれがちですが、いくら丁寧に説明をしてもクライエントの心に響くことは少ないです。
それよりもしっかりと聴いて、クライエントの心を吐き出して整理していく。
その中でクライエントのペースに沿って一緒に考えていくというスタンスが一番効果があると思います。
「カウンセラーはアドバイスをしない」と言われますが、それは大きな誤解です。
クライエントの話をしっかりと聴き、ニーズや状態を適切に把握した状態で、クライエントが本当に役に立つアドバイスをしていくこと。
これがカウンセラーにとって一番の腕の見せ所です。
私は長年上記のスタンスでカウンセリングをしてきており、これからも上記のスタンスで続けていきます。
室長:田中勝悟
