不登校・引きこもり改善カウンセラーの田中勝悟です。
いじめや人間関係のトラブルで不登校になったケースは非常に多いです。
いじめや学校の人間関係がきっかけで不登校になる子
例えば、友達やクラスになじめなくて学校に行けなかったり、いじめられたことがきっかけで学校に行けなくなったりしたケース。
後は学校の先生から言われたことで深く傷ついてしまって不登校になった中学生もいます。
これはよくニュースでも話題になったりしますね。
友達や学校の先生の発言がきっかけで不登校になるケースも確かにいますが、問題は「これが不登校になった原因だ」と思い込んでしまうことです。
そのため、「うちの子が学校に行けなくなったのは先生の責任だ。どうしてくれる!?」と怒鳴りこんだお父さんやお母さんも結構いるのではないかと思います。
そうではなくても、「学校の先生の対応のせいで・・・」と日々悶々としている保護者の方も多いと思います。
学校の問題=不登校の原因ではない
ここで、ちょっと考えてみてください。
いじめられたことやお友達と嫌なことがあったからと言って、不登校になる子どももいれば、学校に行っている子どももたくさんいます。
ニュースで、自ら命を絶つまでいじめられていても学校に行き続けている子供もいます。
先生の不用意な発言で、学校に行けなくなった子がいる一方で、他の30人以上の子どもは登校しています。
いじめや人間関係、先生の対応=不登校の原因とは言えません。
(非常に大切なことです)
不登校の原因は、子ども自身が持っている気質や心の強さに由来しているところが大きいです。
そして、その子自身が自分の感受性や自分らしさと上手に付き合えるように支援をしていくことが、不登校の原因に沿った改善です。
不登校の原因を外側に求めると改善は難しくなる
不登校の原因をいじめや学校の対応など、外側にあるというのは実は間違いなのです。
いじめや学校の対応が原因であると思えば思うほど、不登校の改善は難しくなります。
原因が違うのですから。
不登校の支援は、子ども自身が抱えている原因をしっかりと理解したうえで、適切な対応をしていくことがとても大切なのです。
室長:田中勝悟
