不登校・引きこもり改善カウンセラーの不登校の田中勝悟です。

 

今回は思春期になると急に不登校が増える理由についてお話したいともいます。

 

 

 

不登校は思春期に増える!!

まずは下のデータを見てください。

 

 

文部科学省がまとめた調査結果の一部です。

 

下記からダウンロードできるので、興味のある方はご覧ください。

 

参照:平成29年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について

 

このデータを見ると、不登校は中学校になると急に増えてきていることがわかります。

 

もちろん、低学年から不登校になったまま、ずっと継続している子どもも入っているため、一概には言えませんが、中学校になって爆発的に不登校が増えるというのはデータに裏打ちされているといっても過言ではありません。

 

つまり、不登校は思春期になると増えてくるといえます。

 

思春期に不登校が増える理由とは?

その理由は、思春期という心の成長期と深い関係があります。

 

思春期になると、様々な問題が出てきます。

 

例えば、聞き分けの良かった子が急に親に反抗するようになったり、わけもわからずイライラしたり、友達関係で悩むようになります。

 

小学校までは穏やかに暮らしていてたのに、中学校になると気持ちが不安定になる子は結構います。

 

この変化はなぜ起こるのでしょうか?

 

それは、「自分」というものが出てきたためです。

 

思春期とは、自分らしさが出てきて、その自分らしさと上手に付き合っていく術を身に着けていく時期です。

 

もちろん、個人差がありますし、自分らしさが早く出てくる人もいれば、ずっと後になって出てくる人もいます。

 

しかし、大半の人は小学校高学年から中学校くらいにかけて、「自分らしさ」というのが出てくるようです。

 

その自分らしさとどう向き合えばいいのかわからない、というところに不登校の子どもの特徴があります。

 

自分らしさと上手に向き合えることが大切

不登校の子どもは感受性が強すぎるあまり、「自分」と上手に向き合うことができません。

 

そのため、自分がわからないまま、混乱してしまったり、気持ちの波に飲み込まれてしまいます。

 

そうした自分らしさとどう向き合い、どう育てていくか。

 

ここに不登校の子どもを支えるためのヒントが隠されているのです。

 

逆に「自分らしさ」をないがしろにしたまま学校に登校できたとしても、すぐに不登校にぶり返してしまうでしょう。

 

そうした失敗事例をたくさん見てきました。

 

また、引きこもり化してしまう子も多くいます。

 

逆に自分らしさが十分育った子は、学校で元気にやっていけている子が多いです。

 

思春期の子どもにどう向き合っていくか。

 

これも不登校・引きこもり改善の大きなポイントなのです。

 

 

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