夫が他の女性と二人きりで

お酒に飲みに行かないという

約束を破ったことは事実。

 

だけど、

そこで何があったのか

何もなかったのか、

それは私にはわからない。

 

これから先も

ずっとわからない。

 

もう二度と約束は破らない

嘘はつかない、

と言うけれど

先のことはわからないし、

 

そもそも、

人の心を操作することはできない。

 

いつ、また夫が

他の女性に魅力を感じ、

他の女性が素敵に思え、

私のことを放っておいて

心が動いてしまうかわからない。

 

そして、それは私も同じで

人間なのだから、

誰かを好きになる気持ちは、

他人がコントロールすることは

できないし、

 

正直、自分でも

コントロールできるものではなく

絶対に他の男性を好きにならない

とは、言い切れない。

(心の話で、行動を伴うかは別)

 

夫の〈行動〉はGPSとかで、

多少はコントロールできる

術があるかもしれないけど、

 

夫の心まで私が手綱を握って

操縦することは、不可能。

 

それが事実なのだから、

「もう絶対に浮気しないでね」と

約束したって、

実は何にも効力はない。

 

(私が浮気は嫌だという意思表示にはなるし、

妻の意向を踏まえて夫がどう行動するか

という牽制としては、意味があるけど)

 

そうなると、

私にできることは、

 

希望は伝える。

そして、結果を期待しない。

 

ってことになる。

Happyちゃんがいつも言ってる

引き寄せの方程式

 

その時最大限できることをして、

結果を期待しない。

 

現実的に

それしか、できないよな。

 

夫の言葉を

どこまで信じていいか

分からないと書いたけど、

 

どこまで信じるかは、

私が決めるんだな。

 

どっちみち、

事実がどうだったのか

私には知る術がないのだから、

 

「彼女の家で深い浮気をした」

と信じたいのか、

「今回が初めてで、店で飲んだだけ。手にも触れていない」

と信じたいのか。

 

ここに書いただけでも

泣きそうで、吐きそうな

「深い浮気をした」ことを、

信じようと思えば、

その証拠になりそうな点と点を

結んで妄想を広げることは簡単。

 

でも、そちらは信じたくない。

嫌だ、とても苦しい。

 

どうせ、

どっちかわからないのだから

「手にも触れていない」

を信じようと思う。

 

おめでたくて、

能天気な嫁かもしれないけど、

私の心がそっちを望むのだから、

 

そういうことにしよう。

 

もし、騙されていたら、、、

悔しい?

嘘ついたのに信じるなんて

バカみたい?

 

そうかも知れないけど、

そっちは苦しい妄想だから、

今の私は選びたくない。

それを信じることから、

逃げたい。

 

「夫は今回が初めてで

女性と二人きりで

飲みに行ったけど、

ただそれだけで、

それ以上のことは何もなかった」

 

 

夫が口にしたことが

今回の事実だった

ということにしようと、

 

私が、決めた。

私が、それを採用すると決めた。

 

だって、ほんとに

それしかできないんだもん。

 

私には、夫の過去の行動を

どうしようもないもの。

 

夫を、

許すとか、許さないとか、

よくわからないけど。

 

夫が女性と二人きりで

お酒を飲んでいた

そのシーンを妄想すると

心がヒリヒリするけれど。

 

それ以上は、

なにもなかったんだ。

 

自分に言い聞かせる。

 

⑦に続く