ようやく朝。

といっても、時間の感覚は全く無く、

ただ痛みを耐えるのみ。

点滴で痛み止めを入れてくれているも、

なかなか効いてるんだか、

どうなのかすら分からない。

ただ

少しだけ、痺れが少し楽になってきたけど、

映画で見る事故被害者、そのもの。

目に光を失い、痛みを必死に耐え固まってる。

そんな朝。

喉の渇きが酷く、看護士さんが気づいて

楽飲み、で水を飲ませてくれた。

少しだけ生き返った気がした。


昨夜はとにかく次から次へと悪夢というか、

現実問題的な夢にうなされて、

寝た気もしなかった。


薬のお陰もあり、時々うとうとしながら

痺れの引いていくのを感じながら

時間の経つのを待つ、その時間。

いつもならどれだけの事をしていたんだろう、

と、時間がとても勿体無く感じたり。


看護士の男の子はとても優しく、

今日のお昼からご飯が食べれますよ、と。

えっ???

寝たままで食べるって🤯


幸いにも内臓に損傷のなかった私。

栄養はご飯から、らしい。

串食と言うスタイルの普通食。

ご飯も小ぶりのおにぎり🍙

手で食べられる。

汁ものは楽飲みに移してくれて飲める。

野菜の煮物は串で食べやすい。

若干汁が垂れて大変だったけど、

ソロライド明け、ペコペコだったお腹。

きっと嬉しかったんだろうな。


高熱の中、午後はうとうとしつつ、

また夢に起こされつつ、

それを繰り返し夜がまたやってくる。


夜ご飯も同じ様に何とか半分は食べた。

野菜好きなので、薄味大丈夫な人なので

温かい食事は私には美味しく感じたよ。


そして、またもや、寝られない夜を。

朝までが以上に長い、ほんとに辛い時間。

沢山受けた打撲はメインの痛みのせいで

多少の痛みしか感じない。

腕の外傷はかなりあったけど、

それもまぁ、大丈夫。

未だ変に力を入れようとすると攣ってしまう

肩、手足。それもなかなかの恐怖だった。