3月13日、日曜日。いい朝空。


毎日、今日は何日で何曜日、

そう頭に教えないといけない程、

毎日が同じ繰り返しの入院生活も

なんと、、、100日


自分自身に、お疲れ様、と言いたくなる。

同時に、家族にごめんね、とありがとう。


 24H×100日=2400時間


この膨大な時間

コロナ禍で独りぽつんと家族とも会えず



どれだけ苦しみ

どれだけ泣いて

どれだけ悔しく

どれだけ淋しく

どれだけ耐えて


けど、


いつも前を向こうと

いつかもう一度歩き

いつかもう一度走り

いつかもう一度乗り





元に戻って生きれる日を

元の様に生活できる日を

元の様に仕事する自分を


いつも夢見て

心を強く持ち

耐えて頑張り



今。



正直、こんなに元に戻れてないなんて

考えてもなかった。



まだ少ししか歩けない。

松葉杖使っても沢山は歩けない。


夕方には重さと痛みに襲われ

ホットパックで温めて緩和し

毎晩夢で起きること10回以上

寝てるけど安心して寝られてない




何なんだろう。

ホントにホントに、、


この膨大な時間を頑張ってきても

未だにこんなに大変。


4ヶ所の骨盤骨折。

大きな骨盤は幅広く溝があるかの様に折れ

それでも場所が場所だから温存治療。

手術なら離床がすぐに進み、

治りも早かったらしい。


もちろん、最善方法だったとは思うけど、

こんなに戻れてないなんて、思ってなかった。





でも、どんな状態であろうと、

タイムリミットの3/25まで、

とうとう、あと12日。



ようやく外の世界へ出られる。 

春の空気をいっぱい吸える。

愛しの家族に、犬に会える。

居心地のいい自宅に戻れる。

自分なりのご飯が食べれる。


そう思うと、本当に嬉しくて、

もう、気分は退院。





もちろん、リハビリしないとダメな状態。

通院でのリハビリはまだまだ続くし、

日常生活すらまともに出来ない。

ギリギリ何とかなる、そんな状態。

当然、仕事復帰なんてまだ先。


それなのに、上司からは、、、


「そろそろ、骨の完治報告が欲しい」


とのメールがきた。

なんて冷たい、、事務的な言葉なんだろう。


骨の完治、って?

意味分からないや。

手や腕の骨折だと、

ギプス外したら完治?

そんな感じで考えてるんだろうね。





そんな簡単じゃ無い。

体重と重心に関わる大事な骨盤。

分からないんだよね、それが。


どう答えていいのか困って、

2日程返事を放置してる。


会社復帰のイメージが欲しいんだろうけど、

もう少し言い方があるんじゃ?


本来ならこの100日の間に

仕事では大きな山をやり遂げつつ、

次なる山を引き受け

その仕事もそろそろ3合目?

そんなタイミングだったはず。


ポッカリと空いた私の穴埋めは

タイミング良くも?

他の仕事が暇になったお陰で

他の同僚達でカバーできていた様子。





バリバリに仕事をこなし

課内ではエースと言われてた私。

けど、空白期間、どうなんだ?

人事の査定もトップからおそらく最下位。

当然だよね、なんの実績も無い訳だもん。


そこの補償的なものはどうなんだ?





なんだか、ほんとに

事故の被害者って

どう足掻いても

簡単に言うと 


 損でしか無い


よく、貴重な経験、とか体験とか

そう言う言い方をするけど、


確かにそうと言える部分もある。


でも、完全には戻らない

ううん、戻せない、身体

会社でのキャリアもチャラ

突然主婦不在となって

大変だった家族の苦労


考えれば考えた分だけ

損な事があふれてくる





そんな中、強いて言える事。


生きている。

生かしてもらえた。

治療を受けられている。


感謝します


今というご時世だから

尚更、感謝です。


時間を無駄にしないよう

今を精一杯に、

リハビリ頑張って、

残された入院を過ごしたいと思います。