【10/2の巻】
とある国の王宮
そこの所持品検査場での事
衛兵、所持品のチェックをしている
そこにオババが現れる
衛兵1 「そこの女性。ちょっと待て。王宮への刃物の持ち込みは禁止だ。それはこちらで預からせてもらう」
オババ 「刃物というほどのものではございません。これは、ちょっとしたナイフです」
衛兵1 「いや、それを刃物と呼ぶのだろう! とにかくダメだ。それをこちらに渡さなければ、入場は許されない」
オババ 「これは私の体の一部なのです。身体の一部だから、そのままでも問題ないでしょう?」
衛兵1 「いや、どういう理屈だそれは? ダメに決まっているだろう。渡すのが嫌であれば、今すぐお引き取り願おう」
オババ 「この融通の利かない、クソ衛兵! 使いッパシリが!」
衛兵1 「なっ! 用が済んだのならさっさと立ち去れ。はい、次の者」
オババ、文句を言いながら渋々と退場する
王子の後に大臣が付き添う形でやって来て、席に着く
衛兵1、跪く
衛兵1 「王子様、本日もまことに美しい肉体美でございます」
王子、話しながら服を脱ぎ始める
王子 「そうであろうそうであろう。この私の美しい肉体にかなうものなどなかろう」
大臣 「なぜ服を脱ぐのでございます?」
王子 「今宵も宴だ! 皆で楽しく騒ごうではないか!」
大臣 「王子、まだ昼の刻を少々回った所でございますが?」
王子、衛兵1を巻き込んで踊りはじめる
王子 「お前も楽しめ。これは命令だ」
衛兵1 「はっ、お供させていただきます」
大臣 「王子、せめて服を着てくだされ」
衛兵2声「隣国より王女様がいらしております。お通しいたします」
王子 「ちょっと待て!ちょっと・・・」
王子、服を着ようとするが間に合わず
隣国の王女、侍女を伴い入場して、王子を見て絶句
王女 「え!? は!? ああ、ごほん。本日は当国モラリアーナより書状をお持ち致しました。お納めください」
王子 「あ、ええ、あう」
大臣 「これは遠路はるばる、ようこそお越しくださいました。突然の訪問、何もおもてなしもできずに申し訳ない」
王女 「その・・・よう、ですわね。何かお取込みのご様子、私はこれにて失礼させていただきます」
大臣 「誠に申し訳ございません。くれぐれも王と王妃によろしくお伝えくだされ」
王女 「わかりました。伝えておきましょう。それでは失礼致します」
王女と侍女、去り際に小声で
王女 「噂にたがわぬアホ王子だったわね」
侍女 「本当でございますね」
王女、侍女退場
王子、傷心のあまり部屋を飛び出す
衛兵1 「ああ! 王子!」
大臣 「これで少しは身を正していただければいいのだが」
大臣、衛兵1退場
衛兵2、登場。手荷物検査をしている
オババがちらちらと様子を伺いながら登場
衛兵2 「手荷物を検査いたします。はい、お通り下さい」
オババ、深々と衛兵とお辞儀を交わし通り過ぎ、ニヤリと笑って隠しナイフを取り出す
オババ、足取り軽く退場。衛兵2、退場
オババ、登場。ナイフを取り出し、頬擦り
オババ 「やっぱりあんたがいないと落ち着かないわ」
衛兵1、ちらりと顔を出す。オババナイフを隠し誤魔化す
何回かやり取り
オババ 「ふう、危ない。危ない。取り上げられたら大変だ」
オババがナイフを大事そうに撫でている所に裸の王子が現れる
王子 「はっ! 何者!」
オババ 「あんたこそ何者よ!」
王子 「ナイフ!? さては傷心で弱っている私の命を狙う、きさま・・・暗殺者か!」
オババ 「どうしてそうなる?」
王子 「衛兵!衛兵!」
衛兵1と衛兵2登場
衛兵1 「はっ! 何事ですか?」
王子 「この者を捕らえて、牢にぶち込んでおけ!」
衛兵2 「はっ! かしこまりました。お任せください」
オババ 「はぁ? ちょっと、ちょっと待って!」
衛兵1、衛兵2、オババを捕まえて連れて行く
王子 「これにて、一件落着!」
大臣が現れて
大臣 「王子、服を着てくだされ」
終幕
とりあえず、昨日のバイト先の出来事を
戯曲でお送りしました(笑)
半分以上脚色されてますがw
人は時に自分を見失い
自分に都合よく解釈し、いい訳をする
私が自分の子供に伝えてあげたいなぁと思う事は
他人の目を気にするな
他人の言葉に流されるな
自分に恥じない人間になれ
自分に負けない人間になれ
勉強や運動が苦手でもいい
真っ直ぐすくすくと育ってほしいな、、、なんて思いますw
まあ、その前にやることたくさんあるだろ!
って話なんですがね(笑)
今日も素敵な一日を☆
最後までご覧いただきありがとうございます♪
皆様の人生が笑顔の華で彩られますように(*^ー^)ノ