4月14日に発生し、熊本地震と名付けられたこの地震によって

当たり前の日常から切り離されて

悲しみや不安を抱えながら今を生きている方々が少しでも落ち着いて生活が出来るようになることを心から祈っています。





私事ですがうちの息子は、無事に我が家に帰って来ました。

実のところ私と主人の二人で18日の夜、
熊本まで高速と一般道を飛ばして迎えに行ったのです。

息子本人は、危険を伴うため私達が迎えに来ることを頑なに拒んでいましたが強硬しました(笑)

高速を、走りながら息子を説得。
どうしても帰省できない友人が居たため、他の友人も帰ることを躊躇していたようです。

息子の気持ちもわかります。
今回初めて親しくなった友人であっても
この数日お互い励まし合い、ささえあって、食べ物も、分けあって生まれた信頼

ですが長期化することが見込まれる今
帰れる家がある人は帰るべきではないかと

実際、その時点では、避難所の廊下にも入れず外でブールーシートの上で夜を迎える方もたくさんいました。

うちの息子がいた避難所では、水も何とか手に入ることはできたようですが配給は、極わずかで1日1回あればいい状態

君や君の友人が頑張る意味は1つもないし、寧ろ君らが帰ってくれたほうが助かる人がいるかもしれないと伝えると

息子もはっと気付いた様子。
まだまだ子供 
自分達のことばかりでいっぱいだったのだと思います

その後、一人の友人も親が翌朝迎えに来ることになり、もう一人の友人も帰りたいということで同乗して帰ることになりました。



真夜中の熊本の街は、静まりかえっていて
時おりバウンドする車の揺れがアスファルトの損壊を物語っていて、ドキドキする胸を押さえながら走り抜けてきました。

熊本城の前も通りすがりましたが真夜中だったためその崩れた姿も見ることはありませんでした。

不思議なことにあんなに余震が続く中
私と主人が家を出てから熊本に滞在している間は、一度も余震がありませんでした。
おかしなことと思われるかもしれませんが私は、何となくそうなるだろうという予感があったことも不思議です。

なので呑気に息子の部屋で荷物をまとめ
一息ついてから戻ろうとしたのですが
やはり実際に地震を体験していない私達は
何もわかってなかったのでしょう。


息子と友人に帰るなら一刻も早く熊本を出たい!

いつまた大きい余震がくるかもしれない!

今まで無事だったからといって次も無事だとは限らない!


今度は、私達夫婦が説得され促されました。


自分達の街で地震が起こり、被災したらどんなに怖くても不安でも逃げることも出来ません。

そこに自分達の生活があるから

家族がいるから


今ここに家族と一緒に当たり前にいられることに心から感謝をしています。

そして1日も早い復興と皆様の身体と心の回復を心から祈ります。