結婚式の価値って、なんだろう? その意義は?
コロナ禍において、そんなことを考えるカップルが増えている。
「育ててくれた両親に自然な形で感謝を伝えられる機会」
「お世話になった皆さんに報告して、おいしい料理召し上がっていただく機会」
などなど、結婚式を行う理由はさまざまだろう。

結婚式の取材に関わって35年経とうとしている堂上がふたりに申し上げたいのは、やはり小規模、つまり両家家族だけのゲストでも実施した方がいいということだ。

どのような小規模であっても結婚式をすれば離婚リスクが減るということはこれまでのデータが示している(堂上の17年発売の単行本に掲載)。浪費癖や浮気性、DVなどの要素を除けば、おおむね結婚式の実施によって離婚せずに婚姻関係が長く続くということだ。

また、先方の親御さんはもちろん、友人や会社の同僚など周囲との関係性維持の機能も結婚式は果たしている。

どんなに人づきあいが苦手なふたりだとしても、新居の保証人はいるでしょう。親御さん以外の人が求められるケースも結構多い。その場合は親戚のおじさんなどに頼むのだろうが、だったら結婚式とは言えない小さな祝い事のレベルであっても、そのおじさん夫婦を招待して、「ありがとう」を伝え、「この先もよろしく」という気持ちを自然に伝えられる場がプチ結婚式なのだ。

プチ結婚式もせずに「御礼のギフトに何にしようか?」と悩む手間と、家族だけの少人数婚の手間、そんなに差はないと思う。だってプランナーがちゃんと手配・準備してくれるから。
その分、ギフトだけより費用が掛かる。しかしそれも以下のようなサービスがあるので、「準備に手間がかかる」ことがそれほどないと知っておいてほしいものだ。
https://www.petitwedding.com/
https://www.rakukon.com/

堂上は別にこの2社をお勧めするわけではないのだが、ほかの変な業者や会社にひかかって「結婚式やったけどダメです、やるだけ大損」みたいなコメントがSNS上に増えるのを危惧しているので、安全パイとしてここに挙げただけ。何の利益相反の関係性もない。

そして50人以上の規模でせっかく結婚式を予定していたのに、コロナのせいで延期、あるいは規模縮小したふたりに対しては、本当に同情しているし、なんとか早く整った形で実施できることを願っている。

例えばゲスト70人規模で考えていたふたりなら、感染予防の観点から30人くらいまでリアルゲストを絞るケースが今は増えている。
その際に、ZOOMなどのリモートで当日の会場をつなぎ、リモート先のゲストには、二人が選んだ祝い膳を楽しんでもらいながらその模様をネット経由で観てもらう、参加してもらうという新しいスタイルがかなり浸透してきた。そんなことも参考にしてほしいものだ。

そうしたリモート祝い膳が提供できる会場が以下だ。
https://yokohamabay-sheraton-wedding.jp/cuisine_menu.php
OnlineWeddingお料理宅配サービス
http://www.happo-en.com/wedding/news/post/detail03.php
https://newscast.jp/news/1651425

その会場でふたりだけ、家族だけのウエディングを行った場合に、これらのリモートパーティー飲食がゲストとともに可能となる。

ほかにもさまざまに結婚式の祝い膳宅配サービスを提供し始めた企業・会場はあるが、堂上は取材していないので、その中身についてはご自身で判断してほしい。

ハワイ挙式を考えていた、あるいは70人規模で結婚式を考えていたカップルにとっては延期やゲスト人数縮小など、とても悩み深い時期ではあるが、たとえ規模縮小であっても、遠方の方はオンラインでリアルに結べる機材を各結婚式場では導入しているので、詳しくはその会場に聞いてみてほしい。