先週の土曜日、東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルの「2011年 新ウエディングメニュー」試食賞味会に参加した。
中国料理のコース↓
日本料理のコース↓
同ホテルは来年10周年を迎える。その記念キャンペーン第一弾として、2011年4月1日から結婚披露宴で提供する婚礼メニューを刷新したのだ。
テーマは「おふたりからゲストへ“ありがとう”を伝えるお料理を」。
このテーマのもと、フランス料理、中国料理、日本料理の3つのコースが10周年を期に生まれ変わった。
グランドメニューを基本として、フランス料理、中国料理、日本料理とも、新郎新婦の予算や要望を聞きながらアップグレードできる「サジェスチョンメニュー」、フランス料理では披露宴の中で料理の演出が楽しめる「オプションメニュー」も用意している。
今後も新メニューの賞味会は随時、ホテルのホームページにて告知されると思うので、気になる方はチェックしてほしい。
http://wedding.ceruleantower-hotel.com/index.html
試食会の前には今回の新メニューについての説明が行なわれた。
まずは日本三大料亭のひとつ「金田中」の松本料理長が登場。新橋に本店を持つ「金田中」(かねたなか)は、いまブライダルにおいても和婚ブームで人気だ。ホテル内にレストランを持ち、披露宴でも「金田中」の洗練された和食をオーダーすることができる。
その昔、画伯・横山大観が滞在して毎晩のようにお酒の肴として注文した数の子を“大観漬”と名付け、現在もお客様に提供しているが、その名物を前菜に採り入れている。
中国料理はご存じ料理の鉄人・陳健一氏率いる四川飯店グループ「スーツァンレストラン陳」の菰田総料理長が解説。「レストランでナンバーワン人気の豚肉の黒酢ソースを、婚礼ということで牛フィレ肉に合う特製黒酢ソースを作りました」とテレビ出演も多い同総料理長。どうやら、バルサミコ酢が使われているらしい。
セルリアンタワー東急ホテルのフランス料理は福田順彦総料理長が登壇して解説。08年にフランス政府よりフランスの食文化の発展に寄与したとして農事功労章シュバリエを受賞し、文化人を招いた食事会でも腕をふるう福田総料理長。試食会当日はメインディッシュであるオーガニックビーフのグリルについて「自然環境の中で草などを食べて育った放牧牛の肉を使用した、これぞ肉の本物の味だというものを提供する」と説明した。
最後に登場した同ホテルの行澤博史総支配人は挨拶で、「五感で味わっていただく料理です。この10年間の積み重ねで“食のセルリアン”とのご評価をいただけるまでになりましたが、10周年を期に一層磨きをかけていきたい」とその抱負を語った。
試食会は和・中・洋のコラボによる以下のコース料理だった。
前菜
祝皿 寿ぎの前菜 ~金田中
さすが「金田中」、上品な味わい
スープ
タラバ蟹とフカヒレのマリアージュスープ
~スーツァンレストラン陳
熱々でサービスされるスープ。レンゲで
すくう度にタラバ蟹とフカヒレの
なんとも良い香りが漂う
メインデッシュ
大自然の恵み特選オーガニックビーフのグリル
編笠茸とポテトマキシム
~セルリアンタワー東急ホテル(フレンチ)
本当に柔らかい肉質。滋味あふれる
味わいで本物の肉の味を教えてくれた
このあと、デザートとコーヒーも供されたようだが
残念ながら堂上は次の取材のため、後ろ髪を引かれる思いで試食会場を後にした。
美味しゅうございました。