演出にこだわる新郎新婦、ゲストが増えてきている。

しかし結婚式に招待された際に、「思わず引いた」、「驚いた」という演出は意外に多い。

以下はあるポータルサイトの調査の結果だが、おそらくアンケート対象者は相当に行き過ぎた演出体験をしたのであろう。


結婚式・披露宴で正直やめて欲しい演出

1位 新郎新婦の派手な入場

2位 新郎新婦のカラオケ

3位 新郎胴上げ

4位 来賓の祝辞

5位 シェフの料理説明

(gooランキングのアンケート調査より)


「新郎新婦の派手な入場」は、普通に大階段などから入場すれば「派手」とは言われない。庭で花火でも飛んだのだろうか(笑 堂上は見たことがある)。

「新郎新婦のカラオケ」は、同感だ。プロミュージシャン夫婦あるいはプロ並みに歌がうまい夫婦ならば、これは大いにありなのだが、せっかくのウエディングにカラオケはつまらない。

「カラオケを歌わせるのは、他の演出法を考え出せないプランナーの敗北を意味する」と語る業界人までいるほどだ。


「新郎の胴上げ」は危ないからやめた方がいい。実際に新郎の死亡事故が起きている。


だが残りの「来賓の祝辞」は結婚式には不可欠であるし、「シェフの料理説明」もあればゲスト満足につながる。いずれもいかにスタイリッシュに雰囲気を盛り上げる、ゲストに喜ばれる内容にするかが難しいから、ランキングに登場するのであろう。


要はその演出がゲストを楽しませ、喜ばせる正しい方向性であるかどうかだろう。そしてそこにはうまく演出として成立させるための会場側の技術も必要になる。

そうしたスキルを持つ会場を、フェアなどで自分たちの目で確認するのも、式場選びのポイントなのだ。