「ブライダルビジネス戦略2009」(オータパブリケイションズ刊 8月20日ごろ発売予定)の校正作業に入っている堂上。
この雑誌のなかで、ウエディング企業「フォーキャスト」のみなさんと座談会をしているときに、「昔は結婚式というと、会社が率先して休めと言った」という話題が出た。
私も覚えている。
また「呼ばなくてゴメンネ」と招待状を送らなかった友人・知人に謝ったものだ。
それが、いまはどうだろう。
「せっかくの休日に呼んでは悪い」
「ご祝儀を払ってもらうのが気の毒」
という理由で、呼ばない人ばかりだ。
日本の結婚式って、いつからそんなにつまらなくなってしまったのだろう。
業界の責任は重い。
しかし、いまでも「呼ばなくてゴメンネ」と言わざるを得ないような、素晴らしい結婚式も、実はたくさんあるのだ。
それらをわれわれメディアの人間は、しっかりと新郎新婦に伝えていかなければならない。
新郎新婦が自信を持って、休日をつぶしても参加してもらえる価値のある結婚式を作り、会場のプランナーもそういうものを目指してコーディネートする。
これが正しい姿勢ではないだろうか。
極端な例だが、著名タレントや歌手がパフォーマンスを披露してくれる結婚式というのも、その中に含まれるだろう。
先日「こんなのやりますよ」と、ブライダルプロデュース企業のラディーブのSさんからメールが来た。
ミュージシャン「及川リン」さんのライブがオークションであたるというものだ。
スゴイ!!
もちろん、著名人を呼ばなくても、「呼ばなくてゴメンネ」「呼ばれなかったことが悔しい」と思えるパーティをウエディングプランナーは提供しなければならない。
「来てよかった」「感動した」という披露パーティがどんどん増えていってほしい。