婚礼ジャーナリスト  堂上昌幸BLOG-引っ越し3

おととい、引っ越しを完了した。

といっても、ご覧の通り、すべて「完了」ではない。

引っ越しは、移動してからも、その後の整理整頓や各種届出など、実に複雑で面倒なことが多いのだ。


さて、引っ越し業者であるE社の担当者に、どうすれば安く引っ越しできるのかを聞いたのだが、新郎新婦のみなさんにも実に参考になるので、ここで紹介しておこう。

担当者「ズバリ、荷物の量とスタッフの数、そして引っ越すシーズンと曜日です。新居に行って結局捨ててしまうものは、運ぶだけ無駄です。つまり荷物の量をいかに減らすか? が大切にして、再重要課題なのです。そのためには、衣類も含めて、押し入れの中に入っていて、5年以上使用していないものをどう処分するか。1年以上さわったこともない書類や、聞かないCDなども処分対象。ですが、特にかさばる大型の家具や電化製品からチェックしてみてください。これらの『不用品』は、業者に引き取らせる手もありますが、市町村の粗大ごみで出してしまった方があきらかに安いです」


どのようなものが捨てられるか? ここで悩むのである。

いずれ使えそう、使うだろうというものは、バッサリと捨てるくらいの覚悟で臨まないと、物量だけどんどん増えてしまう。

思い出の品だけ持って行くにしても、あれこれあって、結局かさばってしまう。

だから、よほどの深い思い出でない限り、バッサリと捨てる覚悟が必要だ()


堂上の場合は、まず200枚あったレコードを30枚まで絞った。170枚は燃えないゴミとして複数回に分けて捨てたのだが、あとで聞くとビートルズなどは中古レコード屋に売れたらしい。これは失敗だった。


次に本。商売柄捨てられない婚礼関連、結婚関連の本も多いのだが、それ以外のものはかなり処分した。

250冊ネットのブックオフに宅配で売ったのだが、これはただで捨てるよりはまし、というお値段だった()。ヒマと労働力があれば、リアル店舗に自分で持ち込んだ方が、高く引き取ってくれるようである。


服も捨てた。2年以上着てない服、ズボン、ネクタイ等。服装関係は3分の1に減った。

それ以外にも使わない鍋、釜、食器なども処分。

以上でダンボール10箱分くらいはスリムになったのである。


担当者「スタッフの人数は夫婦ものなら2トンロング2台か3トンロング車で、34人。人数が多いほど早く搬出搬入ができます。ここで注意すべきは、見積もり時に、スタッフの数は3人なのか4人なのかを確かめること。1人増えるだけで作業効率は大幅に違いますから。しかし、引っ越しの料金というものは、人件費と車代ですから、人数を増減させれば人件費が変わり、料金が変わる。3人であれば4人より安くて当然なわけです」


さらに、4人のスタッフでも、一人が1か月前に仕事を始めた見習いみたいな人であれば、事実上、半人前なわけで、その分の料金は安くなければならない。

そんな細かいことまで担当者は教えてくれたのである。


part5につづく)