先日、椿山荘に取材に行った。
椿山荘に行くのは何回目だろうか?
取材だけでも、100回とは行かないが、50回ははるかに超えるほど訪れている。
本村総支配人のインタビューのために訪れたのだが、約1年ぶりの椿山荘は「エ゛エッー!」とマスオさんみたいにのけぞるほど変わっていたのである。
一番変わったのは、全17会場すべてがガーデンビューになったこと。
また、プライベート性に配慮した結果、動線も整備され、他の組のゲストや新婦との入れ違いを気にせず過ごせるようになった。
ちなみに今回の取材記事は、2月1日発売の「週刊ホテルアンドレストラン」(オータパブリケイションズ)に出ているので、詳しく知りたい方はそちらを見てほしい。
ここではこぼれ話を。
上の写真は「ネプチューン」というリニューアルされた会場に付帯するメイクルーム(photo by doujyo)。宴会場のスペースの一部を改装して新しくできたスペースなのだが、これによって何が変わるか? というと、色直しでさっき退場したと思った新郎新婦が、すぐに戻ってくることなのだ。
フツーだと、
「ここで新郎新婦はお色直しのため、しばらく中座いたします」
という司会者のアナウンスがあってしばらくすると、
「さあ、新郎新婦が装いを新たに登場します。みなさまうしろのドアにご注目ください」
という司会者の案内がある。
椿山荘の場合、このタイミングというか、“間”が、これまでには考えられないほど早くやってくるのだ。
基本として、新郎新婦が色直しのために退場している時間は約30分。それ以上になるとパーティが白けてしまうため、各婚礼企業ではできるだけ“早変わり”できるよう努力している。
ところが、会場の一角にメイクルームができた椿山荘の場合は、洋装から和装へなど、手間のかかるチェンジでなければおそらく20分で会場に戻ってこられるだろう。
その分、列席ゲストと一緒に過ごす時間が増えるし、また、パーティ内容もその分だけ“濃い”ものになる。
と、いうわけで、椿山荘に下見に出かけた際には、メイクルームの“近さ”などリニューアルの各ポイントもしっかりと見学してほしい。