ふ~ぅ。出来上がった~!!!



っと、時計を見上げると午前5時。

あっという間に夜はあける頃になってしまいました。

そう、私は今の今まで写真のウサギの耳を作っていたのです


かわいいのでソファーに座らせてみました




なぜウサギの耳をつくったか?・・・というと・・・・・

それはいっっぽんの電話から。


「ご無沙汰しております。○○の件では本当にお世話になりました。

実はあっこさんにぜひお願いしいことがありまして・・・・」


と、以前にオペラの衣装を作らせていただいた事務所の方で絵本作家の方からの電話。


・・・・ウサギのみみ???

どんなものかと聞いてもよくつかめない・・・

「ぜひ、アッコさんに作っていただきたいんです!!」

と、かなり熱意のこもった声。

でも私。洋服なら多少の自信はあるものの、ウサギのみみ・・

とりあえず、ご相談にいらっしゃるとのこと。

お力になれるのか分からないままお話しを聞くことになりました。



そこで、初めてこの耳を作る経緯を知らされました。


このウサギの耳はある人へのプレゼントだったのです。


ただ、少し違ったのは、そのプレゼントをする女性が余命1年と宣告された方と言うこと。



でも、びっくりするくらいそのお話をしているMさんは穏やかにゆっくりとその経緯をお話してくれました。

プレゼントをする方は中山万理さんという写真家の方。


お写真も見せていただきましたが、とってもかわいらしく笑う顔がキュートな女性。

とても重い病気を背負っている人の笑顔には見えないような明るい顔。

その万理さんを突然襲ったのが乳癌。


その後余命一一年。と宣告されつい先日その宣告の1年を過ぎたばかり。

乳癌の手術後カメラをもてない時もあったそうです。

でも、万理さんはそのあと再びカメラをもち、写真を撮り始めました。


その写真のポストカードが何枚か目の前にありますが、とても優しくゆったりとして、どこまでも静かで広がる美しい写真。


その裏には万理さんからのメッセージが。



生きていることが当然のことではないと知って、真剣に命と向き合った。

時間を制限されると自分が本当は何がしたいのか なにを大切にしているのかがはっきりしてくる。


読んでいるうちに悲しさよりも、自分をもっと大切に、ある時間を大切に・・とそう思えてく暖かく強いメッセージ。



興味のある方は是非、万理さんのブログをご覧ください。

http://www.marinakayama39.com/


でもMさんが来て、私が一番最初に感じたのは、Mさんの万理さんへの愛情。

彼女が悲しんだ顔ではなく、なぜこんなにもゆったりとやさしい顔で話すことができるのか・・・

きっと、それはMさんが万理さんの今をとても大切に思っていて、先にある時間の制限がどれだけであっても

命がある限り一緒にそれを見ていこう。

というそんな気持ちだからではないか。


と、そんな風におもいました。


もう少し続きを書きたいのですが、長くなってしまったのでまた後日。


万理さんのイベントが今日から京都で開催されます。

もしご興味のある方、お近くの方は是非♪


☆写真集『空地への感謝』出版記念パーティ☆  


 場 所:SferaExhibition (SferaBuilding 2F)
時 間:15:00 ~17:00
    ◎16:00からは「空地への感謝」スペシャルジャズライブも行われます。
料 金:2,000yen (Drink付)
ご予約・お問い合わせ:mail@marinakayama39.com / tel. 03 5731 9303

 

日程 2007年11月23日(金・祝)~12月30日(日)    
   ※最終日は17:00までになります。

会場 SferaExhibition(スフェラ・エキシビション)
   
   605-0086
   
   京都市東山区縄手通新橋上ル西側弁財天町17 スフェラ・ビル2F
   
   tel. 075-532-1106
   
   
www.ricordi-sfera.com    
   11:00~20:00 水曜定休