先日発表された、2007~2008年のオートクチュールコレクションから
ドレスのリポート、最新情報をお届けいたします
まずは、ますます勢いをまし独自の感性を一直線に追求する「ジョンがリアーノ」が手がける
「クリスチャンディオール」
今シーズン、クリスチャンディオールのオートクチュールコレクションは、
袖や、スカートに大きなタックを作った、ボリュームのあるスタイルが提案されています。
ヨーロッパの服装史を開いたようなクラシカルなラインと、手の込んだ刺繍が大胆でありながらエレガントという相反するバランスがうまく溶け合ったスタイルです。
カラーは、パステルカラーが多く見られます。
しかし、ブルー、レッドなどインパクトカラーもところどころに顔を出し、ショーのインパクトをさらに強めた今シーズン。
フラワーモチーフもふんだんに使われているところにもぜひご注目ください
それではその中からいくつかご紹介をいたします。
薄いブルーのドレス。
トップスは細い袖とフロント中央にふくらみを持たせたデザイン。
またスカート部分は大きなタックをとりボリュームを。
その下にはアンブレラプリーツのスカートを合わせ素材の風合いの違いを見事にひとつにしたドレス。
胸や袖にあるカットレースは、立体的に見えるように所々を縫込み、ところどころをはずすという、オートクチュールの技が光ります
ベージュピンクのドレス。
今 シーズンは「タフタ」と呼ばれる張りのある素材がほとんどだった中でこのドレスはオーガンジーでやわらかさを出したドレス。
1830年頃に流行した羊の脚型の袖を思わせるような袖のライン。
ちょうど、エンパイアドレスの後に流行したラインでもあります。
このデコラティブなそで、今はまだ「大げさすぎる~」
と思いますが、このあと何年後かには流行として取り入れられる可能性が大きいラインでもあります。
今後に注目してみてください
思わず、さすがディオール!!
と叫んでしまいそうなこのドレス。
ここまでやり切れるのはやっぱりジョンがリアーノだからでしょうね~!
ビスチェ部分にはレースが張られ、その上には宝石の装飾
また、スカートのフリルにはオーガンジーとタフタの2枚重ね。
豪華。としかいいようがないドレス。
胸のライン、肩のラインも大胆にカットされ、マリーアントワネットの頃を彷彿とさせます。
でもなぜかキュートに見えるのは、このパステルピンクの甘さがあるからでしょうね
コレクションドレスは参考になるかは分かりませんが、
「へ~」 「ほ~ぉ」
なんておもってみていただければ幸いです。
オートクチュールコレクションに関しては少しずつ更新していきま~す
それでは