さて、お待たせしました!
AC体験のオプションでお願いしていた
なるの「過去世リーディング」ニコ

まるで短編小説のような
素敵で、ちょっと悲しい物語です。
1回では載せきれない程のスケールなので、
2回に分けてアップします。
是非目を通して頂けたら幸いですおねがい
(涙もろい方、ハンカチ、ティッシュ必須です)


「お母しゃんと僕はやっと出逢えたよ。
僕を見つけてくれてありがとう」爆笑

この言葉の意味がわかります✨



そこは日本。
明治、または大正時代のようです。
赤い着物を着た7,8歳くらいの少女が縁側に座っています。
この少女が、はぴさんの過去世です。
とても裕福な家庭のようで、大きなお屋敷(和風)です。
少女の膝の上には、首に赤い紐をつけた真っ白な猫が丸くなって寝ています。
この白猫がなるくんの過去世です。

ここからは、はぴさんの過去世を「少女」、なるくんの過去世を「白猫」と呼びます。

出会いは、2年前。
少女の家の床下で1匹の猫が子猫を生みました。
少女は動物が大好きで、子猫の声を聴いて大喜び。
子猫を見たくて、縁側から覗いてみようとします。
しかし、父親に「人間がウロウロしては親猫は安心して子育て出来ないから」と止められます。
そう諭され少女も納得し、我慢して子猫の声だけを楽しむことにしました。
ところが、しばらくして、親猫がいなくなってしまったのでしょうか。
子猫の鳴き声が昼夜を問わず聞こえてます。
やがてその声がだんだん弱々しくなっていきました。
少女も両親も子猫が心配になりました。
意を決して父親が畳をはがし、床板を外します。
そこには全部で4匹。
とても弱った状態でした。
特に一番小さくて弱々しかったのがあの白猫でした。
それでも、家族で介抱しみんな再び元気になりました。
少女は自らお母さん代わりになり子猫たちの面倒をみました。
やがて、1匹、1匹と引き取り手が現れ、もらわれて行きました。
最後に残った白猫。
それは少女が一番献身的に世話をしたからでしょうか。
どうしても手放すことが出来ませんでした。
白猫も、少女の後をついて回り決して離れようとしませんでした。
白猫にとって少女はもうお母さんのような存在でした。
両親もその様子を見て、家で飼う事を承諾します。
少女は大喜びで赤い紐を白猫の首につけてあげました。
「これからもずっと一緒!私が守ってあげる」

それからというもの、日々白猫と過ごす少女。
しかし、やがて別れの時が来ます。

少女は14~5歳くらい。
今は女学生です。
はかま姿で自転車に乗って学校へ行く少女を白猫が門の所で見送ります。
「行ってくるね!」少女が明るく声を掛けます。
少女が見えなくなると白猫は朝のルーティン。
いつものように家の近所を見回ります。
小さな道を横切ろうとしたその時でした。
キキーッ!!
男の人が乗った自転車でした。
白猫は大きく飛ばされました。
「しまった!」
白猫は素早く起き上がり一目散に逃げました。
どこをどう走ったのか…。
気づけば知らない町並みでした。
荒れ果てた小屋を見つけそこに逃げ込みました。
安心した瞬間、身体に痛みが走ります。
「大丈夫。ちょっと休んだら家に帰ろう。」
白猫はそのまま眠りました。
翌日、その翌日になっても身体は痛く、動くことも出来ません。
「ああ、家に帰ればよかったな。お母さん、心配してるよね。」
白猫は、少女が心配している顔を思い浮かべて悲しくなりました。
「ごめんね。」
白猫はやがて目を閉じ動かなくなりました。
白猫の魂があるべき場所へと戻っていきました。
白猫の一生をあえて一言で言うなら、何不自由なく愛されたとても幸せな一生でした。
ただ、少女と突然の別れになってしまったことが心残りでした。

なるくんの過去世である白猫から、
はぴさんへのメッセージです。

「今度はちゃんと最後まで一緒にいるから。
どんなに苦しくても。だから離れないでいてね。ただ、あなたの悲しむ顔は見たくないの。
だからうまく死ねるように頑張るね。」


なるの過去世リーディング
②へ続く……